藪内亮輔

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藪内 亮輔
(やぶうち りょうすけ)
誕生 (1989-10-10) 1989年10月10日(34歳)[1]
日本 京都府[1]
職業 歌人
言語 日本語
最終学歴 京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了[2]
ジャンル 短歌
主な受賞歴 第58回角川短歌賞(2012年)
第45回現代歌人集会賞(2019年)
デビュー作 『海蛇と珊瑚』(2018年)
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藪内 亮輔(やぶうち りょうすけ、1989年10月10日 - )は、日本歌人。現在は京都府京都市南区にある洛南高等学校で数学教師として勤める傍ら短歌の創作活動を続ける。

経歴[編集]

京都大学1回生のとき、島崎健の和歌の授業に影響を受け、翌年度に京大短歌塔短歌会に入会[1]。2011年、「海蛇と珊瑚」50首で第57回角川短歌賞次席。2012年、「冬の鷺」30首で塔短歌会賞[3]、「花と雨」50首で第58回角川短歌賞をそれぞれ受賞[1]。。角川短歌賞では選考委員全員から1位に推され、当時の選考委員であった永田和宏は、これは同賞の歴史上初めてのことだろうと述べている[4]。同年、同人誌「率」に2号より参加[5]

2018年、第一歌集「海蛇と珊瑚」を刊行[6]。2019年、同歌集で第45回現代歌人集会賞を受賞。

2020年の第66回角川短歌賞より選考委員を担当[7]。同賞としては初となる平成生まれの選考委員である。

著作[編集]

単著[編集]

  • 『海蛇と珊瑚』、2018年12月25日、角川文化振興財団ISBN 978-4-04-876416-2

アンソロジー[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 「第58回角川短歌賞発表」『短歌』第59巻第12号、角川学芸出版、2012年11月、58頁、ISSN 1342-5625 
  2. ^ 山田航『桜前線開架宣言』左右社、2015年12月25日、240頁。ISBN 978-4-86528-133-0 
  3. ^ 松村正直 (2012年7月18日). “第2回塔短歌会賞・塔新人賞(松村)”. 塔短歌会. 塔短歌会. 2020年12月31日閲覧。
  4. ^ 藪内亮輔『海蛇と珊瑚』角川文化振興財団、2012年11月18日、222頁。ISBN 978-4-04-876416-2 
  5. ^ 『『率』通巻2号』率、2012年5月6日、62頁。 
  6. ^ 藪内亮輔『海蛇と珊瑚』角川文化振興財団、2012年11月18日、232頁。ISBN 978-4-04-876416-2 
  7. ^ 角川短歌賞 | 顕彰事業 | 公益財団法人 角川文化振興財団”. 公益財団法人 角川文化振興財団. 2020年12月31日閲覧。