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藍方石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藍方石 haüyne
藍方石
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 (Na,Ca)4-8[Al6Si6(O,S)24](SO4,Cl)1-2
結晶系 等軸晶系
へき開 Distinct/Good, Distinct on {110}
断口 Irregular/Uneven, Conchoidal
モース硬度 5 - 6
光沢 ガラス光沢油脂光沢
青色灰色白色
比重 2.4 - 2.5
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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藍方石(らんぽうせき、藍宝石、haüyne、hauynite、アウイン[1]アウイナイト)は、ケイ酸塩硫酸塩塩化物からなるケイ酸塩鉱物。特徴的な色の宝石で稀少石。化学式 は (Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2[2]ラピスラズリの主成分である。

方ソーダ石グループ準長石で、等軸晶系[2]、透明、ガラス質、 典型的な双晶 (Crystal twinning) で、様々な色合い(青、白、灰、黄、 緑、ピンク)を見せる。モース硬度は5.5から6、比重は2.4から2.5[2]

藍方石は、1807年に ヴェスヴィオ山ソンマ山 (Mount Somma) において最初に記述された。名前はフランス結晶学者ルネ=ジュスト・アユイに因む[2]。様々な地域の不完全な火成岩に現れる。

宝石

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高品質の藍方石の単体鉱物の産地は、ドイツの一部地域のみに限定されており、産出量が少ないことから大規模な採掘はされていない。大半が0.1CT程度であり、1CT程の藍方石であっても大型である。

輝きがあり鮮やかな瑠璃色を呈色する宝石は数が少ない上、美しい透明感があることから、屈指の稀少性と相まって、高い人気を誇っている。

脚注

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  1. ^ 文部省 編『学術用語集 地学編日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 
  2. ^ a b c d 児玉秀臣 著、化学大辞典編集委員会 編『化学大辞典』 1巻(縮刷版第26版)、共立、1981年10月、12頁。 

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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