聖エリアス・アンティオキア正教会大聖堂
聖エリアス・アンティオキア正教会大聖堂(英語: St. Elias Antiochian Orthodox Cathedral)は、カナダ、オタワにあるアンティオキア正教会の大聖堂。ムーニースズ・ベイ(Mooney's Bay)の東、ホッグズ・バック滝(Hog's Back Falls)の南、リヴァーサイド・ドライヴ(Riverside Drive)にある。大聖堂の主任司祭はガッタス・ハジャル神父。
教会組織はレバノンからの移民により1929年に設立された。移民たちは当初都心部にある教会で奉神礼を行っていたが、この建物はこんにちでは聖エリアス住宅(St. Elijah's Housing)となっている。レバノン内戦により、オタワにおけるアンティオキア正教会の信徒人口は1970年代および1980年代を通じて劇的に増加し、教会はより大きな聖堂を探すようになった。土地が1975年に購入され、聖堂は1990年から1992年にかけて建設された。2000年には主教座聖堂として成聖された。オタワ主教区はこんにち、カナダ東部(Eastern Canada)とニューヨーク州北部(Upstate New York)を管轄している。
レバノン系移民で正教徒であるポール・アンカがオタワを訪れた際、この教会の聖歌隊向けに講座を持った事がある(1965年)[1]。
晩課は普段、土曜日の夜に行われている。主日の朝には早課が午前8時45分から行われ、続いて午前10時から聖体礼儀が行われる。
毎年7月にレバノン・ファン・フェスティバルが駐車場にて行われ、レバノン人・非レバノン人問わず、オタワ中から人が集まっている。
大聖堂の信徒には、ティーン・ソヨ青年会、聖ジョン神聖互助会、アンティオキア人女性会、そしてAAAなどのグループが含まれている。