耳刈ネルリシリーズ
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耳刈ネルリシリーズ | |
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小説 | |
著者 | 石川博品 |
イラスト | うき |
出版社 | エンターブレイン |
レーベル | ファミ通文庫 |
刊行期間 | 2009年1月30日 - 12月26日 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
『耳刈ネルリ』(みみかりネルリ)シリーズは、石川博品による日本のライトノベル。 イラストはうきが担当。ファミ通文庫(エンターブレイン)より2009年1月から同年12月まで刊行された。1作目は第10回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞受賞作[1]。
あらすじ
[編集]主人公のレイチは、父親のコネで全寮制の“八高”に入学する。連邦各地から様々な国の人たちが集まってくるこの学校で、彼はシャーリック王国の王女、ネルリと出会った。二百年近く昔、共和国時代に反乱を起こし、捕虜の耳を刈り取ったことから、「耳刈ネルリ」と呼ばれ恐れられた逆賊の末裔だ。
レイチは騒がしい学園生活を送るうち、文化的背景の違いに戸惑いながらも、彼女に惹かれていく。
世界設定
[編集]連邦制国家が舞台。スローガンは「自由・調和・博愛」[2]。登場人物は「本地民」と、共和国時代に分離独立した多数の国出身の「王国民」とに大きく二分される。また本地ではあらゆる事項が「委員会」を中心として決定される。「委員会」は建前上連邦の全ての人民に対して開かれているが、実際は本地民のための組織となってしまっている。
主な登場人物
[編集]- ネルリ・ドゥベツォネガ
- シャーリック王国国王四女にして、王位継承権者。感情が昂ぶると「ナラー」と叫ぶ。好きな言葉は『支配』『蹂躙』『陵辱』。嫌いなものは淫らな言動。
- レイチ・レイーチイチ
- 物語の語り手。本地民。中央活動委員である父のコネで入学した。農芸隊所属。重度の妄想癖持ち。
- ナナイ・ドゥベツォネガ
- シャーリック王国出身。ネルリの護衛。
- ワジ・ワジーチ
- シャーリック王国出身。ネルリの御供。蹴球隊所属。
- カミレ・カミーチダ
- 本地民だが両親は信託統治領アリパ島からの移民。夢は中央活動委員会に入ること。優等生。自治委員。
- ヘイジン・シセー
- 本地民。優等生。
- サンガ・サンガニチ
- マルマイチ王国旧王。妻と妹を伴って入学した勝ち組。
- ショナ・ショナヌカ
- サンガの妻。
- ミッカ・ミッカイチ
- サンガの異母妹。
- イ=ウ
- ベイン教国連合出身。◇頭巾。レイチに個人的な感情を抱いている。
- ソック
- ベイン教国連合出身。▽頭巾。レイチに劣らない妄想癖持ち。
- ハツー
- ベイン教国連合出身。○頭巾。
既刊一覧
[編集]- 石川博品(著) / うき(イラスト)、エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、全3巻
- 『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』2009年1月30日発売、ISBN 978-4-7577-4647-3
- 『耳刈ネルリと奪われた七人の花婿』2009年6月29日発売、ISBN 978-4-7577-4932-0
- 『耳刈ネルリと十一人の一年十一組』2009年12月26日発売、ISBN 978-4-04-726196-9
脚注
[編集]- ^ えんため大賞第10回小説部門
- ^ 萩尾望都の漫画『11人いる!』の宇宙大学のモットーから拝借されている