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「社会現象」という日本語は、social phenomenonという英語の訳として用いられることがあるが、ある種の場合において両者の意味するところには多少の差異がある。欧米社会において、Social phenomenonあるいはPhenomenonは、世間を驚かせるような商業的な大成功、大流行という意味で用いられることがある。
「社会現象」という日本語は、social phenomenonという英語の訳として用いられることがあるが、ある種の場合において両者の意味するところには多少の差異がある。欧米社会において、Social phenomenonあるいはPhenomenonは、世間を驚かせるような商業的な大成功、大流行という意味で用いられることがある。

このように定義が曖昧な語であるため、あまりWikipedia内で使用するのは好ましくないだろう。


==関連項目==
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2018年2月25日 (日) 06:32時点における版

社会現象(しゃかいげんしょう)とは、社会全体あるいは特定の社会・集団で見られる現象行動行為状況など)である。専門に扱う学術分野(学問)としては社会学がある。

社会現象は、主に人間の社会において特定の方向性や指向性が発生した際に観測される各々の現象である。特に目立った現象を指している語で、この言葉自体には否定も肯定もなく、単に現象として観測対象であることに過ぎない。否定的な事象に関しては「社会問題」という語が用いられる。

卑近なものでは、「流行」が存在する。例えば特定の歌手が持て囃され、繁華街や喫茶店などではその歌手の曲が流され、レコードなりCDなどが大いに売れ、写真週刊誌芸能雑誌などがこぞってその歌手の記事を取り上げ、テレビ放送ラジオ放送にも頻繁に登場するような状況は、社会現象そのものである。

広義には社会において観測された全ての現象は社会現象ではあるが、一般には社会において際立った現象のみを指して「社会現象化する」と表現する。これは一種の観測問題であるが、一般において社会現象と呼ばれる場合は、その現象が一定社会の内で普遍的かつ広域で観測され、それらが一連の現象として認識されている状況を指す。

なおこの場合の社会だが、言い換えれば人間の一定集団の存在を社会と定義するなら、その集団内の現象が社会現象である。例えば家庭学校の生徒といった集団は、それらが各々の社会を形成するが、この社会において観測される現象も、広義の社会現象である。しかしそちらも現象としては規模は小さく、余り目立って観測されないことから、社会現象としては認識されない。

「社会現象」という日本語は、social phenomenonという英語の訳として用いられることがあるが、ある種の場合において両者の意味するところには多少の差異がある。欧米社会において、Social phenomenonあるいはPhenomenonは、世間を驚かせるような商業的な大成功、大流行という意味で用いられることがある。

このように定義が曖昧な語であるため、あまりWikipedia内で使用するのは好ましくないだろう。

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