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『'''O嬢の物語'''』 |
『'''O嬢の物語'''』(原題''Histoire d'O'')はフランスの中編小説。現代サド・マゾヒスティック小説の代名詞とされる。[[1954年]]ジャン=ジャック・ポーヴェール書店より刊行。日本語訳は[[澁澤龍彦]]がしたものが[[河出書房]]から[[文庫]]で出版されている。 |
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作者はポーリーヌ・レアージュ。この女性名のペンネームは、序文『奴隷状態における幸福』を寄せた[[ジャン・ポーラン]]自身のものと目されていたが、執筆に関わっていたと一部で噂されていた[[ドミニク・オーリー]]が[[1994年]]に自分が作者であると表明した。 |
作者はポーリーヌ・レアージュ。この女性名のペンネームは、序文『奴隷状態における幸福』を寄せた[[ジャン・ポーラン]]自身のものと目されていたが、執筆に関わっていたと一部で噂されていた[[ドミニク・オーリー]]が[[1994年]]に自分が作者であると表明した。 |
2006年6月16日 (金) 09:07時点における版
『O嬢の物語』(原題Histoire d'O)はフランスの中編小説。現代サド・マゾヒスティック小説の代名詞とされる。1954年ジャン=ジャック・ポーヴェール書店より刊行。日本語訳は澁澤龍彦がしたものが河出書房から文庫で出版されている。
作者はポーリーヌ・レアージュ。この女性名のペンネームは、序文『奴隷状態における幸福』を寄せたジャン・ポーラン自身のものと目されていたが、執筆に関わっていたと一部で噂されていたドミニク・オーリーが1994年に自分が作者であると表明した。
1955年ドゥ・マゴ賞を受賞。
ストーリー
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
女流ファッション写真家のOは、ある日恋人ルネにとある城館へ連れて来られ、複数の男の共有性的玩弄物となるよう、鞭打やその他肉体を蹂躙する手段をもって心身共に調教される。一ヶ月ほど後、城館を後にしたOは、ルネからステファン卿なる人物を紹介され、卿の求めに従ってルネから卿に譲り渡される。ステファン卿の持ち物となったOは凌辱と鞭打とを繰り返され、さらに卿の持ち物である証として尻に烙印を押され、性器に鎖を付けられる。そしてある夜会で、梟の仮面を被せられ、陰部を脱毛されたOは衆目に晒されることになる。
他メディアへの展開
映画
1975年にジュスト・ジャカン監督、コリンヌ・クレリー、ウド・キア出演で映画化されている。
コミック
1976年、グイド・クレパックスによってコミック化されている。