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2014年6月19日 (木) 03:47時点における版
ティーチングアシスタント (Teaching Assistant)とは、大学などにおいて、担当教員の指示のもと、学生(大学院生のことが多い)が授業の補助や運用支援を行うこと、あるいはそれを行っている学生のこと。TAとも略される。
レポートの採点を行なったり、演習などの際に個別の質問に応じたりするのが主な業務である。教員によっては、TAに採点させると評価が甘くなりすぎたり採点が不公平になったりする元でもあるとしてTAには採点をさせないこともある。
日本では大学院生のアルバイトのひとつとみなされているが、欧米の大学院においては、TAをすることによって授業料全額免除などの恩恵を受けられることも多く、授業を教員の代わりに担当することもある。ただしヨーロッパでは、もともと授業料がほとんど無料であるところも多い。アメリカにおいてはもともとは院生を経済的に支援するための制度であり、業務をする必要もなかった時代があった。後に仕事の対価としての給金支給および授業料免除というTAの制度に置き換わった。同じような大学院生の職位として研究のみを行う(したがって実質的にやることはほとんど普通の院生と変わらない)リサーチアシスタント(Research Assistant。RA)や、レポートの採点などのみを行うグレーディング(Grading)という職位がある大学院もあり、アメリカにおいてはこれらの職位においても授業料免除などの恩恵が受けられることが多く、特に自然科学系においては授業料を実質的に払っている大学院生はほとんどいない。