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'''大回転'''(だいかいてん)は、[[アルペンスキー]]およびアルペン[[スノーボード]]公式競技種目の一つ。'''ジャイアントスラローム'''(giant slalom)、リーゼン・スラローム、GSとも称する。
'''大回転'''(だいかいてん)は、[[アルペンスキー]]およびアルペン[[スノーボード]]公式競技種目の一つ。'''ジャイアントスラローム'''(giant slalom)、リーゼン・スラローム、GSとも称する。スキーの長さは男子185cm以上、女子180cm以上、回転半径(スキーのサイドカーブのきつさ)はR≧21mとなっている。


平均斜度15度~20度の中斜面・急斜面を、約30m間隔で設置された旗門を交互に通過しながら滑り降り、滑走タイムを争う。
平均斜度15度~20度の中斜面・急斜面を、約30m間隔で設置された旗門を交互に通過しながら滑り降り、滑走タイムを争う。

2006年4月3日 (月) 11:36時点における版

大回転(だいかいてん)は、アルペンスキーおよびアルペンスノーボード公式競技種目の一つ。ジャイアントスラローム(giant slalom)、リーゼン・スラローム、GSとも称する。スキーの長さは男子185cm以上、女子180cm以上、回転半径(スキーのサイドカーブのきつさ)はR≧21mとなっている。

平均斜度15度~20度の中斜面・急斜面を、約30m間隔で設置された旗門を交互に通過しながら滑り降り、滑走タイムを争う。

アルペンスキーでは、回転に近い小刻みのターン技術と、スーパー大回転の持つスピード感を併せ持ったダイナミックな種目で、人気が高い。他の種目同様に、カービングスキーの登場によって競技技術に革新的変化が起こった。スーパー大回転・滑降が高速系種目と呼ばれるのに対して、回転・大回転は技術系と呼ばれる。

アルペンスノーボードでは1998年よりパラレル大回転が冬季オリンピック公式競技となっている。これは単なる大回転競技が一つのコースを全選手が滑るのに対し、並行して設定されたコースを二人が並んで滑走し、1本滑ったタイムで上位16位までが決勝トーナメントへ進出。トーナメントでは二名が同時に滑走し、早い者が勝ち抜けていく。タイムが重要であることは変わらないが、勝者と敗者、速いか遅いかが一目瞭然で、観戦の娯楽性がより強い競技になっている。