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| 開発元 = The Code::Blocks team
| 開発元 = The Code::Blocks team
| 最新版 = 12.11
| 最新版 = 12.11
| 最新版発表日 = [[2010年]][[530日]]
| 最新版発表日 = [[2012年]][[1128日]]
| 最新評価版 = [http://forums.codeblocks.org/index.php?board=20.0 nightly builds]
| 最新評価版 = [http://forums.codeblocks.org/index.php?board=20.0 nightly builds]
| 対応プラットフォーム = [[クロスプラットフォーム]]
| 対応プラットフォーム = [[クロスプラットフォーム]]

2013年1月13日 (日) 01:54時点における版

Code::Blocks
開発元 The Code::Blocks team
最新版
最新評価版
リポジトリ ウィキデータを編集
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 IDE
ライセンス GNU GPL
公式サイト http://www.codeblocks.org
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Code::Blocksフリー/オープンソースクロスプラットフォーム統合開発環境 (IDE) である。wxWidgetsGUIツールキットとして使い、C++で開発されている。プラグイン方式であり、機能は使用しているプラグイン群で決定される。現在のところ、Code::Blocks が対象とする開発言語はC言語/C++だけである。

Code::Blocks は、WindowsLinuxMac OS X で動作する。FreeBSD 上でもビルドできる[1]

歴史

2005年7月25日の 1.0rc1 と2005年10月25日の 1.0rc2 という2つのリリース候補版を経て、最終リリース版を完成させずにプロジェクトは新たな機能を多数追加し始めたため、最終リリースは何度も延期されていった。ただし、"nightly builds" と呼ばれる最新SVN版のバイナリパッケージが毎日リリースされていた。そのサポート状況は公式リリース版の 1.0rc2 よりも良かった。これによってユーザーは最新の改良が入手でき、開発者は定期的なフィードバックを得られたが、対外的にはプロジェクトが停滞しているように見えた(新たな公式リリースがなされなかったため)。

最初の安定版は2008年2月28日にリリースされ、バージョン番号は 8.02 とされた。バージョン番号のつけ方は Ubuntu 方式に変更され、メジャー番号がリリース年、マイナー番号がリリース月を表している。

Jennic Ltd. は、マイクロコントローラ向けにカスタマイズされた Code::Blocks を配布している[2]

機能

Code::Blocks は複数のコンパイラをサポートしている(MinGW/GCCDigital Mars D programming languageMicrosoft Visual C++Borland C++英語版Watcom C/C++ compiler英語版Intel C++ Compiler)。Code::Blocks は C++ 向けに設計されているが、一部の他の言語のコンパイラをサポートしている。例えば、GNU FortranDigital Mars英語版D言語、GNU GDC がある。

IDE には、Scintillaエディタコンポーネントを使ったシンタックスハイライトやコードの折りたたみ、C++コード補完、クラスブラウザ、統合TODOリスト、統合デバッガフロントエンド(GDBをサポートし、ちょっとした拡張で Microsoft CDB もサポートできる)がある。また、wxWidgetsツールキット向けの統合RADプラグイン wxSmith もある。

他のIDEからの移行を促進するための機能もある(Dev-C++ や Microsoft Visual C++ のプロジェクトインポートなど)。

Code::Blocks は独自のビルドシステムを使い、XMLベースのプロジェクトファイルに情報を格納するが、GNU やトロールテックqmake英語版 のビルドシステムとのインタフェースを単純化するために外部Makefileもオプションでサポートしている。

関連項目

脚注

外部リンク