「とかげ座BL」の版間の差分
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2012年12月22日 (土) 13:26時点における版
座標: 22h 02m 43.3s, +42° 16′ 40″ とかげ座BL星(BL Lac)は、大きな光度変化を示す活動銀河核(AGN)である。クーノ・ホフマイスターにより1929年に発見された[1]が、当初は銀河系内の不規則変光星であると考えられたため、変光星の命名規則に沿った名前が付けられている。1968年、この天体はデービッド・ダンラップ天文台で観測を行ったジョン・シュミットにより、光度変化の大きな電波源として同定された。また暗いながらもこの天体を取り巻く母銀河も発見された。[2] 1974年、Okeとジェームズ・E・ガンはこの天体の赤方偏移を測定し、後退速度21,000 km/s、z=0.07という値を導出した。[3]
とかげ座BL星は「とかげ座BL星型天体」(BL Lac天体)と呼ばれるブレーザーの代表的な天体である。この天体の可視光スペクトルには、クェーサーに特徴的な幅の広い輝線が存在しない。しかし稀に弱い輝線が存在することもある。
とかげ座BL星の実視等級は、比較的短期間のうちに14等から17等まで変動する。天球上での座標は赤経 22h 02m 43.3s、赤緯 +42° 16′ 40″である。
脚注
- ^ Hoffmeister, Cuno (1929), “354 neue Vera"nderliche”, Astronomische Nachrichten 236: 233, doi:10.1002/asna.19292361502
- ^ Schmitt, John L. (May 1968), “BL Lac identified as a Radio Source”, Nature 218: 663, doi:10.1038/218663a0
- ^ Oke, J. B.; Gunn, J. E. (1974), “The Distance of BL Lacertae”, Astrophysical Journal Letters 189: 5, doi:10.1086/181450