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2005年12月25日 (日) 09:53時点における版

今鏡(いまかがみ)は、歴史物語。成立は平安時代末期であり、今鏡「序文」によれば、高倉天皇の嘉応二年(1170年)とされる。作者は藤原為経寂超)を作者とするのが定説になっている。いわゆる「四鏡」の成立順では二番目に位置する作品である。内容的には『大鏡』の延長線上に位置し、三番目に古い時代を扱う。

題名

今鏡は「続世継」とも「小鏡」とも呼ばれる。「続世継」は、大鏡の続きであるという意味で、「小鏡」とは、現在の歴史という意味である。「つくも髪の物語」ともいう。

内容

大鏡の後を受けて後一条天皇の万寿二年(1025年)から高倉天皇のまでの13代146年間の歴史を紀伝体で描いている。長谷寺参りの途中で大宅世継の孫である、150歳を超えた老婆から聞いた話を記したという形式。

関連項目