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本部は[[スイス]]の[[ローザンヌ]]にあり、仲裁人は世界85カ国、250人強のスポーツ知識のある法律専門家で構成される。日本からの関係者は、原秋彦弁護士、小寺彰東大教授、[[沢田寿夫]]上智大学名誉教授(ICC国際仲裁裁判所副所長)、[[横山潤]]一橋大教授らである。 |
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2011年5月17日 (火) 23:02時点における版
スポーツ仲裁裁判所(スポーツちゅうさいさいばんしょ、CAS: Court of Arbitration for Sport)とは、国際オリンピック委員会によって1984年設立され、スポーツで起きたトラブルを、裁判所ではなく、スポーツ界の枠内で解決をめざすことを目的とした一審制の仲裁機関のことである。日本語では「国際スポーツ裁判所」「スポーツ裁判所」と訳されることも多い。
組織概要
1994年にIOCから独立、スポーツ仲裁裁判所を運営するスポーツ仲裁国際理事会 (ICAS: The International Council of Arbittration for Sport) が設立された。
本部はスイスのローザンヌにあり、仲裁人は世界85カ国、250人強のスポーツ知識のある法律専門家で構成される。日本からの関係者は、原秋彦弁護士、小寺彰東大教授、沢田寿夫上智大学名誉教授(ICC国際仲裁裁判所副所長)、横山潤一橋大教授らである。
CASでは、ドーピングを巡る裁定、競技結果の判定、出場資格の認定、等を仲裁する。
仲裁申し立て事例
日本からは、仲裁の申し立て事例は少ない。
- 日本水泳連盟のシドニーオリンピック代表の選考基準が不明瞭であることを提訴した千葉すずの申し立て。
- Jリーグから科されたドーピング禁止規定違反の処分取り消しを求めた川崎フロンターレ・我那覇和樹の裁定では、2008年5月28日に我那覇の主張を全面的に認め、出場停止6試合の処分を取り消した。また、Jリーグに対しては我那覇が負担した弁護士費用などのうち2万ドル(約210万円)を支払うように求めた。
関連項目
- 日本スポーツ仲裁機構(日本のスポーツ仲裁裁判所)
- 世界ドーピング防止機関
- 日本アンチ・ドーピング機構