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ただしこの資格はアプリケーションのバージョンに依存するため取得しても永年的に活用できるような資格ではない。
ただしこの資格はアプリケーションのバージョンに依存するため取得しても永年的に活用できるような資格ではない。


Office 2007とWindowsVistaの発売を期に、Microsoft Office Specialistの代わりに[[マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト|Microsoft Certified Application Specialist(略称'''MCAS''')]]とMicrosoft Certified Application Professional(略称'''MCAP''')が新設されることになった。(MCAPにおいては2008年12月現在国内試験の実施予定なし)Microsoft Certified Application Specialistは以前のMicrosoft Office Specialistと同内容の5科目にOSの操作に関する試験が追加された。また、WordとExcelにあったスペシャリストレベルとエキスパートレベルが統合された。
Office 2007とWindowsVistaの発売を期に、Microsoft Office Specialistの代わりにMicrosoft Certified Application Specialist(マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト略称:MCAS)とMicrosoft Certified Application Professional(略称:MCAP)が新設されることになった。(MCAPにおいては2008年12月現在国内試験の実施予定なし)。Microsoft Certified Application Specialistは以前のMicrosoft Office Specialistと同内容の5科目にOSの操作に関する試験が追加された。また、WordとExcelにあったスペシャリストレベルとエキスパートレベルが統合された。2010年、MSASと比較してMOSの方が知名度が高いという理由で、MCASはMOSへと統合された。


== 試験名称の変更 ==
== 試験名称の変更 ==

2010年11月18日 (木) 01:40時点における版

Microsoft Office Specialist
英名 Microsoft Office Specialist
略称 MOS
実施国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
資格種類 民間資格
分野 コンピュータ・情報処理
試験形式 CBT
認定団体 Microsoft Corporation
認定開始年月日 1997年平成9年)6月
等級・称号 Microsoft Office Specialist
公式サイト www.microsoft.com/japan/learning/mcp/msbc/default.mspx
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
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Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィススペシャリスト、略称 MOS)は、マイクロソフトが認定するマイクロソフト製のMicrosoft Officeに関する国際資格である。日本では、オデッセイコミュニケーションズが運営・実施している。かつてはMicrosoft Office User Specialist(略してMOUS)という名称であったが名称が長すぎるなどの理由で2003年11月に改名された。

概要

Microsoft Officeの基本操作ならびに応用的な操作を実践的に行う資格で、Officeのバージョン及び各種アプリケーションごとに試験科目が分かれている。通常使う上で最低限必要な操作方法を出題するスペシャリストレベル(旧一般コース)と、スペシャリストレベルの基礎的な内容を十分に踏まえた上でより応用的な操作ができるかどうかを問うエキスパートレベル(旧:上級コース)の2段階に分かれている(Microsoft Word・Microsoft Excel以外はスペシャリストレベルのみ)。

また、Microsoft Office 2000バージョンにおいては試験が行われている全てのアプリケーションにおいて合格(一般と上級の2コースある場合は上級だけの合格でよい)すると、Microsoft Office Masterに認定される。

Microsoft Office XPバージョン以降は、Microsoft Office Masterに認定されるために全てのアプリケーションの合格は不要になった。その替わりに必修3科目(Word及びExcelのエキスパートレベルとPowerPoint)と選択1科目(AccessまたはOutlook)の計4科目の合格が必要になった。

2005年11月以降Microsoft Office Master資格は、Microsoft Office Specialist試験を同一受験IDで受験した場合、受験者の4科目目の合格と同時に自動的に認定される。その場合、改めて認定を申請する必要は無い。

Microsoft Office Specialist資格は国籍や年齢を問わずに誰でも挑戦できる上、多くの企業でMicrosoft Officeを使用していること等から、主に事務関係・営業関係の就職に有利とされている。

ただしこの資格はアプリケーションのバージョンに依存するため取得しても永年的に活用できるような資格ではない。

Office 2007とWindowsVistaの発売を期に、Microsoft Office Specialistの代わりにMicrosoft Certified Application Specialist(マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト、略称:MCAS)とMicrosoft Certified Application Professional(略称:MCAP)が新設されることになった。(MCAPにおいては2008年12月現在国内試験の実施予定なし)。Microsoft Certified Application Specialistは以前のMicrosoft Office Specialistと同内容の5科目にOSの操作に関する試験が追加された。また、WordとExcelにあったスペシャリストレベルとエキスパートレベルが統合された。2010年、MSASと比較してMOSの方が知名度が高いという理由で、MCASはMOSへと統合された。

試験名称の変更

2003年11月1日より、従来のMicrosoft Office User Specialist (MOUS)試験から「User」を除いた、現行のMicrosoft Office Specialist(MOS)試験へと変更となった。両者に試験内容自体の変更はない。

なお名称変更直後は、Microsoft Office Specialist という世界統一表記とされたため、Microsoft Office Specialistの頭文字をとった「MOS」という短縮表記は公式で認められていなかった。

受験会場

基本的には決められた日時に全国一斉で試験が行われるが、一部のパソコンスクールや専修学校では随時試験が開催される。他の試験と異なり任意の時間に利用できる為、いつでも受験できるメリットがある。

Microsoft Official Trainer(MOT)

Microsoft Office Specialist資格の他に、Microsoft Officeを使用する人のトレーナーとしての資格を証明するためのMicrosoft公認資格として、Microsoft Official Trainer (MOT) がある。MOTに関してはMicrosoft Windowsの項を参照。また、Microsoft Office Specialist各試験内の全セクションにおいて、50%以上の正解率を挙げて合格する事を特別に「MOTレベルで合格」と言う。これはMOT2002、MOT2003に認定されるための条件として、当該Microsoft Office Specialist試験の全セクションにおいて50%以上の正解率を求めている事による。

2010年5月現在、MOTはMicrosoft Certified Trainer (MCT)へ統合されることになり、また新たにMOT2007となるための申請期限が過ぎたため、早急にMCTへの移行が望まれる。

取得可能なMicrosoft Office製品

Office 2003

各試験時間50分間

Office XP

各試験時間50分間、Outlookのみ45分間となる。

Microsoft Office User Specialist (MOUS)試験では、 「一般」/「上級」/「総合」にレベルが分別されていた。

現在でいうExpertレベルが「上級」、PowerPointのみ「総合」、その他は「一般」となっていた。

過去に提供された試験

この資格に失効はないため、現在も有効となる。 なおここでは、2003年11月1日にMicrosoft Office Specialist (MOS)試験として名称変更される前の、 Microsoft Office User Specialist (MOUS)試験でのみ提供された試験も含む。

Office 2000

(2006年6月30日(金)をもって試験配信を終了)

XPトラックと違いPowerPointのレベルは「一般」だった。

Office 97

関連項目

外部リンク