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'''勝村建設'''(かつむらけんせつ、''Katsumura Construction'')は、公共住宅、学校などの建築中心で首都圏に地盤を築いた建設業者。道路基礎工事に特殊技術を持ち、三菱色で知られる。
'''勝村建設'''(かつむらけんせつ、''Katsumura Construction'')は、公共住宅、学校などの建築中心で首都圏に地盤を築いた中堅[[ゼネコン]]。道路基礎工事に特殊技術を持ち、三菱色で知られる。


[[1947年]]2月設立、[[1961年]]10月[[東京証券取引所]]に上場(株価コード1817)、[[2005年]]9月に民事再生手続開始の申立てを決議、[[2005年]]10月30日をもって上場廃止の予定
[[1947年]]2月設立、[[1961年]]10月[[東京証券取引所]]に上場(株価コード1817)、[[2005年]]9月に民事再生手続開始の申立てを決議、[[2005年]]10月30日をもって上場廃止。


== 民事再生手続開始の申立ての軌跡 ==
== 民事再生手続開始の申立ての軌跡 ==

2005年11月5日 (土) 01:30時点における版

勝村建設(かつむらけんせつ、Katsumura Construction)は、公共住宅、学校などの建築中心で首都圏に地盤を築いた中堅ゼネコン。道路基礎工事に特殊技術を持ち、三菱色で知られる。

1947年2月設立、1961年10月東京証券取引所に上場(株価コード1817)、2005年9月に民事再生手続開始の申立てを決議、2005年10月30日をもって上場廃止。

民事再生手続開始の申立ての軌跡

東京都水道局発注工事の談合をめぐって、2005年7月に談合を拒否した建設会社社長らを暴力団を使って脅したとして勝村建設常務執行役員営業本部長(当時)が威力入札妨害容疑で逮捕された。この入札妨害事件により国、地方公共団体から指名停止が相次ぎ(約420件)、資金繰りも悪化し、メインバンクである東京三菱銀行からの金融支援(優先株式の引受による増資)も困難となり自主再建を断念、2005年9月29日東京地方裁判所民事再生法の適用を申請し倒産した。

この元常務執行役員営業本部長は東京都発注の水道工事の談合の元締めとして知られ、暴力団関係者とたびたびゴルフコンペを行っており、そうした暴力団の威力を背景として談合を行っていたため談合が長年にわたり常態化していた。尚、2005年9月30日に開かれた初公判で元常務執行役員は起訴事実を認めた。また、岩井国臣・副国土交通大臣参議院議員3人が支部長を務める自民党支部が年間20万〜10万円、総額500万円の献金を受けていたことがわかった。