「宇都宮環状道路」の版間の差分

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'''宇都宮環状道路'''(うつのみやかんじょうどうろ)は[[栃木県]][[宇都宮市]]の市街地外縁部を一周する[[環状線|環状道路]]。'''宮環'''(みやかん)の[[愛称]]がつけられている。[[英称]]は'''Utsunomiya Ring Road'''。
'''宇都宮環状道路'''(うつのみやかんじょうどうろ)は[[栃木県]][[宇都宮市]]の市街地外縁部を一周する[[環状線|環状道路]]。'''宮環'''(みやかん)の[[愛称]]がつけられている。[[英称]]は'''Utsunomiya Ring Road'''。


宇都宮市の中心部に集中し飛躍的に増大していた交通を適切に分散誘導するために計画・整備された道路で、市街地外縁部を一周する都市環状道路としては日本初の本格的な環状道路である。1971年より整備が開始され、25年の歳月をかけて1996年に全線開通した。総延長は34.4kmで、東京の[[山手線|JR山手線]]とほぼ同じ。
宇都宮市の中心部に集中し飛躍的に増大していた交通を適切に分散誘導するために計画・整備された道路で、市街地外縁部を一周する都市環状道路としては日本初の本格的な環状道路である。1971年より整備が開始され、25年の歳月をかけて1996年に全線開通した。総延長は34.4kmで、東京の[[山手線|JR山手線]]とほぼ同じ。全区間が4車線化されている。この道路の開通により、市街地の渋滞の緩和、市街地の通過時間の大幅な短縮といった効果が現れている
この道路の開通により、市街地の渋滞の緩和、市街地の通過時間の大幅な短縮といった効果が現れている。


全区間が4車線化されており、通勤通学時等の渋滞を解消するため、主要交差点の立体化整備を順次進めている。
朝夕の通勤通学時間帯に起こる渋滞を解消するため、主要交差点の立体化整備を順次進めている。


==「宮環」構成路線==
==「宮環」構成路線==
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==その他==
==その他==
*「宇都宮環状'''線'''」と案内されることがあるが、正しい表記ではない。
*「宇都宮環状'''線'''」や「外環状線(そとかんじょうせん)」と案内されることがあるが、正しい表記ではない。
:1980年代後半に、宇都宮市議会が制定した「道路愛称」において「宇都宮環状線」と命名したが、全線開通時に県が改めて「宇都宮環状'''道路'''」と命名・統一された。
:1980年代後半に、宇都宮市議会が制定した「道路愛称」において「宇都宮環状線」と命名したが、全線開通時に県が改めて「宇都宮環状'''道路'''」と命名・統一された。



2005年9月26日 (月) 12:01時点における版

宇都宮環状道路(うつのみやかんじょうどうろ)は栃木県宇都宮市の市街地外縁部を一周する環状道路宮環(みやかん)の愛称がつけられている。英称Utsunomiya Ring Road

宇都宮市の中心部に集中し飛躍的に増大していた交通を適切に分散誘導するために計画・整備された道路で、市街地外縁部を一周する都市環状道路としては日本初の本格的な環状道路である。1971年より整備が開始され、25年の歳月をかけて1996年に全線開通した。総延長は34.4kmで、東京のJR山手線とほぼ同じ。全区間が4車線化されている。この道路の開通により、市街地の渋滞の緩和、市街地の通過時間の大幅な短縮といった効果が現れている。

朝夕の通勤通学時間帯に起こる渋滞を解消するため、主要交差点の立体化整備を順次進めている。

「宮環」構成路線

「宇都宮環状道路」という名の県道は存在しない。
 なお、先行して供用開始していた西川田本町~宮の内2丁目区間や上戸祭町~鶴田町三の沢区間などは当初「(県道)宇都宮環状線」という一般県道扱いだった。西川田本町~宮の内2丁目区間は未開通区間を含めて1994年に国道121号へ昇格した。

接続する路線

すべて宇都宮市内、交差点名と正式な所在地名が異なる場合は(「交差点名称」/所在地名)で表記。 ※印は立体交差化整備済み

その他

  • 「宇都宮環状」や「外環状線(そとかんじょうせん)」と案内されることがあるが、正しい表記ではない。
1980年代後半に、宇都宮市議会が制定した「道路愛称」において「宇都宮環状線」と命名したが、全線開通時に県が改めて「宇都宮環状道路」と命名・統一された。

関連項目

外部リンク