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'''アカンサス'''(Acanthus、'''ハアザミ'''、葉薊)は広義には[[キツネノマゴ科]]ハアザミ属(アカンサス属 ''Acanthus'') の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培される'''''A. mollis'''''を指す。 |
'''アカンサス'''(Acanthus、'''ハアザミ'''、葉薊)は広義には[[キツネノマゴ科]]ハアザミ属(アカンサス属 ''Acanthus'') の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培される'''''A. mollis'''''を指す。 |
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[[アザミ]]に似た形の[[葉]]は[[古代ギリシア]]以来、[[建築物]]や内装などの装飾のモチーフとされる。特に[[ギリシア建築]]の[[オーダー]]の一種、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。[[ギリシア]]の[[国花]]。アカンサスをモチーフとした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。 |
[[アザミ]]に似た形の[[葉]]は[[古代ギリシア]]以来、[[建築物]]や内装などの装飾のモチーフとされる。特に[[ギリシア建築]]の[[オーダー]]の一種、[[コリント式]]オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。[[ギリシア]]の[[国花]]。アカンサスをモチーフとした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。 |
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大型の常緑多年草で、[[地中海]]沿岸(北西[[アフリカ]]、[[ポルトガル]]から[[クロアチア]])の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。 |
大型の常緑多年草で、[[地中海]]沿岸(北西[[アフリカ]]、[[ポルトガル]]から[[クロアチア]])の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。 |
2009年7月2日 (木) 14:58時点における版
ハアザミ属 | ||||||||||||||||||
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ハアザミ(Acanthus mollis)
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分類 | ||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||
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アカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊)は広義にはキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属 Acanthus) の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培されるA. mollisを指す。
アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフとされる。特にギリシア建築のオーダーの一種、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。ギリシアの国花。アカンサスをモチーフとした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。
大型の常緑多年草で、地中海沿岸(北西アフリカ、ポルトガルからクロアチア)の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。
アカンサス属は約30種からなり地中海沿岸を中心に分布する。A. mollis のほかA. spinosa なども栽培される。
栽培
アカンサスは多年草であるが、子株が出ないため、実生で増やす。タネは1cm以上ある大きなもので、よく発芽する。ソメイヨシノが咲く頃、直まきにし、2cmほど覆土をする。耐寒性は比較的強く、東京あたりなら霜よけはいらない。大きな苗は移植が難しい。