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2008年11月18日 (火) 16:45時点における版
ヴァルカ(Valka)は、ラトヴィアの都市。エストニア国境に面している。人口は6459人(2005年)。
地理
隣接するヴァルガ(Valga)と本来は一つの都市であった。ラトヴィア、エストニアの両国によって分割されたため、市内に国境が設定されているようにみえる。近隣の都市としては、約65キロ南西のツェースィス、約80キロ北東のタルトゥ(エストニア領)などが挙げられる。
歴史
中世では、ヴァルク(Walk)と称された都市がリヴォニア帯剣騎士団領とタルトゥ司教領の境界に位置していた。16世紀後半、ポーランド王によって都市特権を認められた。17世紀前半、グスタフ・アドルフ治世下のスウェーデンによって併合されるが、18世紀初頭の大北方戦争でロシア領となった。第一次世界大戦を経てバルト三国が独立を達成した際、ラトヴィアとエストニアの間で、この地域をめぐる領有問題が発生した。そのため、イギリスの仲介のもとで、ヴァルクがエストニア領のヴァルガとラトヴィア領のヴァルカに分割され、街を分割するような形となった。2004年にラトヴィア、エストニアがEUに加盟し、シェンゲン協定の加盟国にもなったため、両都市の人々による往来は容易である。
外部リンク
- ヴァルカの公式サイト(英語)