「興国寺 (富山市)」の版間の差分

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== 起源と歴史 ==
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[[興国]]年間([[1340年]]~[[1346年]])に[[秀峰尤奇]]の開山、[[越中]][[守護]][[桃井直常]]により創建されたと伝えられ、同寺には、桃井直常の位牌「興国寺殿仁沢宗儀大禅定門」が安置されている。境内に直常の供養塔という中世石塔群がある。戦国時代に美濃の戦国大名[[斎藤龍興]]が流浪の末に入寺し中興開山となったという。江戸時代初期に[[布市藩]]、ついで[[富山藩]]の保護を受け、[[加賀藩]]主、[[富山藩]]主の位牌がある。もともと聖一派寺院であったが、近世初期に南禅寺派、ついで法燈派となる。明治時代以降は国泰寺派に属する。
[[興国]]年間([[1340年]]~[[1346年]])に[[秀峰尤奇]]の開山、[[越中]][[守護]][[桃井直常]]により創建されたと伝えられ、同寺には、桃井直常の位牌「興国寺殿仁沢宗儀大禅定門」が安置されている。境内に直常の供養塔という中世石塔群がある。戦国時代に美濃の戦国大名[[斎藤龍興]]が流浪の末に入寺し中興開山となったという伝説がある。江戸時代初期に[[布市藩]]、ついで[[富山藩]]の保護を受け、[[加賀藩]]主、[[富山藩]]主の位牌がある。もともと聖一派寺院であったが、近世初期に南禅寺派、ついで法燈派となる。明治時代以降は国泰寺派に属する。


==所在地==
==所在地==

2008年2月12日 (火) 14:22時点における版

興国寺(こうこくじ)は富山県富山市布市にある臨済宗国泰寺派寺院。山号は太平山(たいへいざん)。東越三十三観音霊場第28番札所である。

起源と歴史

興国年間(1340年1346年)に秀峰尤奇の開山、越中守護桃井直常により創建されたと伝えられ、同寺には、桃井直常の位牌「興国寺殿仁沢宗儀大禅定門」が安置されている。境内に直常の供養塔という中世石塔群がある。戦国時代に美濃の戦国大名斎藤龍興が流浪の末に入寺し中興開山となったという伝説がある。江戸時代初期に布市藩、ついで富山藩の保護を受け、加賀藩主、富山藩主の位牌がある。もともと聖一派寺院であったが、近世初期に南禅寺派、ついで法燈派となる。明治時代以降は国泰寺派に属する。

所在地