片山三郎

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片山三郎

片山 三郎(かたやま さぶろう、1879年明治12年)6月9日[1] - 没年不詳)は、台湾総督府官僚大日本水産会理事。

経歴[編集]

京都府出身。1901年(明治34年)、東京専門学校(現在の早稲田大学)を卒業し、同年に判事検事登用試験に合格[1]。司法官試補、大阪区裁判所検事大阪地方裁判所検事を務めた[1]1907年(明治40年)、山林事務官に転じ、高知大林区署長、水産講習所教授、農商務書記官事務官、水産局魚政課長、台湾総督府殖産局長台南州知事、台北州知事を歴任した[1][2]

1931年(昭和6年)に退官し、弁護士弁理士を開業した[1]。その他、大日本水産会理事、共立水産工業株式会社取締役、帝国水産会顧問、林兼商店(のち大洋捕鯨株式会社、現在のマルハニチロ)顧問などを務めた[1][2]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 早稲田大学紳士録刊行会編『早稲田大学紳士録』早稲田大学紳士録刊行会、1939年。 
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版(下)』人事興信所、1943年。