河野円城寺

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河野円城寺
河野円城寺
河野円城寺
所在地 岐阜県羽島郡笠松町円城寺917番地
位置 北緯35度22分27.3秒 東経136度47分13秒 / 北緯35.374250度 東経136.78694度 / 35.374250; 136.78694
山号 葉栗山
宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
本尊 阿弥陀如来
創建年 飛鳥時代
中興年 文明2年(1470年
中興 蓮如
公式サイト 真宗大谷派 葉栗山・河野円城寺
法人番号 1200005003687 ウィキデータを編集
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河野円城寺(かわのえんじょうじ)は、岐阜県羽島郡笠松町にある真宗大谷派寺院である。

概要[編集]

同派岐阜教区第三に所属する。山号は葉栗山。円城寺、圓城寺、河野圓城寺ともいう。

河野九門徒の寺院の一つである。

沿革[編集]

寺伝によると飛鳥時代聖徳太子により尾張国河野[1]に創建されたという。当時は「清涼山 圓城寺」の名であり、法華宗であったが、後に天台宗に改宗し、末寺として「葉栗山 照高院」を創建している。

平安時代の頃、洪水で圓城寺と照高院は流出する。現在地に照高院として再建される。

嘉禎元年(1235年)、親鸞東国より帰京する際三河国に立ち寄り、住民に教えを説いていたのを聞いていた、照高院の住職最勝は浄土真宗に改宗、寺号も西勝坊とする。

文明2年(1470年)、蓮如がこの地を訪れた際、かつて親鸞の説法を聞いて帰依した9人の門徒の子孫の寺院を「河野九門徒」と名づけたという。このころ西徳寺に改称したという。

宝暦7年(1757年)、円城寺村の枝村の河田島村(現在の各務原市川島河田町)に門徒の修養と祭事場として、道場を建立。

天保2年(1831年)、「葉栗山 円城寺」に改称する。

交通アクセス[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ 尾張国葉栗郡河沼郷河野島とされているが、詳細は不明。河野島は、現各務原市西南部(旧川島町中屋村)、笠松町東部(旧下羽栗村)、岐南町東部(旧上羽栗村)、一宮市北部(旧浅井町)、江南市西部(旧宮田町)一帯と推測される。

外部リンク[編集]