正美堂

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株式会社正美堂
syohbido Limited company[2]
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
780-0841
高知県高知市帯屋町一丁目14番5号
設立 2009年10月27日
業種 小売業
法人番号 7490001004432
事業内容 時計等の小売販売
代表者 川村文乃 (代表取締役社長)
資本金 300万円
従業員数 12名
決算期 8月
外部リンク http://www.syohbido.co.jp/
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株式会社正美堂(しょうびどう)は、腕時計懐中時計掛け時計など時計の小売を行う高知県高知市の企業。

概要[編集]

1969年開店[3][4][6]。創業者はかつて高知市帯屋町にあった川村時計店(1998年閉店[7])に勤めていた。同じく川村時計店出身者が開いた店としては、帯屋町のCOCCO(旧宝石堂)がある[8]

実店舗での売り上げが落ち込んだことから、2001年5月にウェブサイトを開設した[9][11]。サイトは実店舗に比べて若年層向けに設定し住み分けを図った[12]。その後ネット販売は月商1000万円超の事業に成長し、実店舗もサイトを見て訪れる客が8割となるなど好影響をもたらした[13]。専門に扱う業者が少ない懐中時計を主力商品としており、2016年と2017年には東京で懐中時計の展示会を開催した[4][14][15]。時計についてのノウハウを紹介するYouTubeチャンネルを通したプロモーションを行っていることでも知られる[14]

沿革[編集]

  • 1969年 時計・宝飾品の販売店として創業。
  • 1973年 法人化。
  • 2001年 「正美堂」ウェブサイト開設。
  • 2009年10月 有限会社から株式会社に変更[1]、組織変更にあたり店舗も改装し、時計専門店としてフルリニューアル。

脚注[編集]

  1. ^ a b 古井永伍「金曜フリースペース 街の時計店 ネットで繁盛 はちきん2代目 挑戦実る 高知市の「正美堂」 衝突乗り越え県外客獲得 月商1000万円超に」『高知新聞』2016年(平成28年)3月4日付9面。
  2. ^ 2000年代初頭に撮影された店舗写真では"SHOBIDO"の綴りとなっている[1]
  3. ^ 正美堂時計店 - スイス 時計/懐中時計/通販”. 2017年8月31日閲覧。
  4. ^ a b 「中四国 Bizパーソン 正美堂専務 合田 圭四郎さん 37 高知市 懐中時計 魅力伝える」『読売新聞』2017年3月28日付大阪本社朝刊(高知)32面
  5. ^ 「輝き 懐中時計の奥深さ、味わい深さを伝えたい 株式会社正美堂」『高知商工会議所会報』第768号、2012年6月、16-17ページ。
  6. ^ 『高知商工会議所会報』は昭和48年(1973年)に高知市帯屋町に開店、としている[5]
  7. ^ 『朝日新聞』1998年(平成10年)5月16日付大阪本社朝刊(高知)。
  8. ^ 「お城下商売往来 老舗店主問わず語り⑬ 川村 政道さん(COCCO) 宝石見る目が慎重になった」『高知新聞』2009年(平成21年)11月26日付夕刊6面。
  9. ^ 伊勢一郎「中小企業Webマスター奮戦記 第34回 高級感漂う「懐中時計」に特化 刻印サービスで月商350万円」『SOHO domain』第9巻第8号、サイビズ、2004年7月、16-17ページ。
  10. ^ 正美堂ホームページ - ウェイバックマシン(2001年11月18日アーカイブ分)
  11. ^ ウェブサイト開設は2002年とする文献が多いが、遅くとも2001年11月にはウェブサイトの運営は始まっていた[10]。『SOHO domain』の記事はドメイン取得を2002年4月としているが、2001年11月時点で既に自社ドメイン上で運営されており、ドメインを取得した旨の記載も見られる。
  12. ^ 鈴木隆祐『「通販」だけがなぜ伸びる 大手から個人まで…ノウハウを見て歩く』光文社、2003年、217-218ページ。ISBN 4-334-03207-9
  13. ^ 竹内謙礼の商ビズNOW 50 ネットと店舗、重心意識を」『日経MJ』2013年11月10日付16面。
  14. ^ a b 【動画PRの成功術:5】6万人のファンを集めた“町の時計店””. HANJO HANJO (2016年9月20日). 2017年8月29日閲覧。
  15. ^ 高知の懐中時計専門店が展示会 希少モデル200点以上を秋葉原に”. 高知経済新聞 (2017年2月10日). 2017年8月30日閲覧。

外部リンク[編集]