桓鸞
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桓 鸞(かん らん、108年 - 184年)は、後漢の官僚。字は始春。本貫は沛国竜亢県。
経歴
[編集]龍舒侯相の桓良(桓焉の弟)の子[1]として生まれた。若くして品行にすぐれ、衣食が足りていれば、その他のものを求めようとしなかった。官界が腐敗し、州の刺史や郡の太守にもふさわしくない人物が多かったことから、桓鸞はかれらの下につくことを恥じて官に仕えようとしなかった。
四十数歳のとき、太守の向苗に見出されて、孝廉に察挙され、膠東県令となった。着任してまもなく向苗が死去すると、桓鸞は職を辞して喪に駆けつけ、3年の喪に服して帰郷した。後に己吾県令・汲県令を歴任した。公卿たちの推薦を受けて辟召され、議郎に任じられた。五事を上書したが、宦官たちの意に沿わなかったため、取りあげられなかった。病のため免官された。184年(中平元年)、家で死去した。享年は77。
子に桓曄があった。
脚注
[編集]- ^ 『東観漢記』
伝記資料
[編集]- 『後漢書』巻37 列伝第27