柴崎浩 (医学者)
表示
柴崎 浩(しばさき ひろし、1939年[1] - 2022年6月9日[2])は、日本の医学者。専門は神経内科学[3]。京都大学医学部名誉教授。
経歴
[編集]兵庫県に生まれる[1]。1958年福岡県立修猷館高等学校を経て[4]、1964年九州大学医学部を卒業。在日米陸軍病院インターン[5]。1969年九州大学大学院医学研究科を修了[1]。
1969年ミネソタ大学で臨床神経学レジデント(研修医)となり、1972年九州大学神経内科助手、1978年英国Queen Square客員研究員、1980年九州大学神経内科講師、1981年佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)内科助教授、1988年国立精神・神経センター(現・国立精神・神経医療研究センター)神経研究所疾病研究4部部長などを経て、1990年より京都大学医学部脳病態生理学講座教授に就任[5]。1999年より同臨床神経学(神経内科)教授、および2000年より同医学研究科附属高次脳機能総合研究センター長を兼任した[1][3]。
2003年定年退官後[6]、アメリカ国立衛生研究所(NIH)神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)Fogarty Scholarとなり、2005年より京都医仁会武田総合病院顧問[5]。
国際臨床神経生理学会連合(IFCN)プレジデント[5]、日本臨床神経生理学会理事長、日本神経学会理事、日本神経科学学会理事などを務め[1]、国際運動障害学会(MDS)、フランス神経学会、ドイツ臨床神経生理学会、日本神経学会、日本臨床神経生理学会の各名誉会員[5]。
著書
[編集]- 『神経診断学を学ぶ人のために』(医学書院、2009年)