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昭和35年全日本6人制バレーボール総合選手権

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昭和35年全日本6人制バレーボール総合選手権
開始年 1958
終了年 1979
主催 日本バレーボール協会
チーム数 男子:44
女子:17チーム
加盟国 日本の旗 日本
前回優勝 男子:八幡製鉄
女子:日紡貝塚
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昭和35年全日本6人制バレーボール総合選手権(しょうわ35ねん ぜんにほん6にんせいバレーボールそうごうせんしゅけん)は、1960年6月30日から7月3日にかけて行われた第3回目の全日本6人制バレーボール総合選手権である。今大会から9人制大会と別日程となった。なお女子の倉紡倉敷-専売福岡戦で、倉紡倉敷は無失点試合(15-0、15-0、15-0)を達成した。これは6人制バレーボールにおいて国内公式戦初である。

概要

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  • 日程: 1960年6月30日 - 7月3日。
  • 会場: 新宿体育館、学習院体育館、戸塚一中体育館。
  • 変更点: 今大会より5セットマッチ制が採用された。

試合方法

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11チーム(女子は4-5チーム)×4ゾーンに組み分けされたゾーン戦を戦い、ゾーン1位チームによる決勝リーグ戦で優勝を決定する。

男子

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参加チームおよびゾーン分け

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Aゾーン Bゾーン Cゾーン Dゾーン
富士製鉄 日立茨城 富士重工伊勢崎 全岩手大学
国鉄大宮 専売東京 早稲田大学 京葉クラブ
立教大学 明治大学 日本大学 シチズン淀橋
法政大学 富士フイルム パール 中央大学
日本鋼管 吉田クラブ 古河電工 岡本工作
日本ビクター ヤシカ 石川県庁 倉レ富山
日鋼清水造船 同志社大学 東レ九鱗会 巴川製紙
関西学院大学 松下電器 松下電子 関西大学
帝人三原 専売広島 日紡坂越 三菱電機伊丹
住友金属 武田薬品 三菱電機長崎 東洋工業
電気化学 佐賀クラブ 米空軍 八幡製鉄

ゾーン戦

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Aゾーン

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1回戦
#101
日本ビクター 3 - 0
(15-9)
(15-6)
(15-9)
国鉄大宮
#102
住友金属 3 - 2
(15-11)
(12-15)
(15-8)
(9-15)
(16-14)
立教大学
#103
帝人三原 3 - 2
(15-10)
(10-15)
(9-15)
(15-6)
(17-15)
法政大学
準々決勝
#104
日本鋼管 3 - 0
(15-7)
(15-13)
(15-11)
日本ビクター
#105
富士製鉄 3 - 0
(15-1)
(15-2)
(15-1)
電気化学
#106
住友金属 3 - 1
(15-11)
(14-16)
(15-7)
(15-12)
関西学院大学
#107
帝人三原 3 - 0
(15-11)
(15-13)
(15-5)
日鋼清水造船
準決勝
#108
日本鋼管 3 - 0
(15-8)
(15-8)
(15-6)
富士製鉄
#109
住友金属 3 - 1
(15-11)
(7-15)
(15-9)
(15-9)
帝人三原
決勝
#110
日本鋼管 3 - 0
(15-10)
(15-12)
(15-8)
住友金属

Bゾーン

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1回戦
#111
ヤシカ (棄権) 日立茨城
#112
同志社大学 3 - 1
(15-17)
(15-12)
(15-5)
(15-9)
武田薬品
#113
専売東京 3 - 0
(15-1)
(15-6)
(15-6)
吉田クラブ
準々決勝
#114
明治大学 3 - 0
(16-14)
(15-11)
(15-11)
ヤシカ
#115
富士フイルム 3 - 0
(15-11)
(15-2)
(15-10)
同志社大学
#116
専売広島 3 - 1
(15-9)
(10-15)
(15-6)
(15-5)
佐賀クラブ
#117
松下電器 3 - 0
(15-11)
(15-9)
(15-9)
専売東京
準決勝
#118
富士フイルム 3 - 1
(6-15)
(15-6)
(15-11)
(17-15)
明治大学
#119
松下電器 3 - 0
(15-8)
(15-10)
(15-9)
専売広島
決勝
#120
富士フイルム 3 - 0
(15-13)
(16-14)
(15-3)
松下電器

Cゾーン

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1回戦
#121
早稲田大学 3 - 2
(10-15)
(15-8)
(11-15)
(15-9)
(15-9)
日紡坂越
#122
東レ九鱗会 3 - 0
(15-4)
(15-5)
(15-3)
日本大学
#123
石川県庁 3 - 1
(15-8)
(15-17)
(16-14)
(15-7)
三菱電機長崎
準々決勝
#124
松下電子 3 - 0
(15-6)
(15-1)
(15-5)
早稲田大学
#125
古河電工 3 - 0
(15-10)
(15-6)
(15-7)
パール
#126
東レ九鱗会 3 - 0
(15-0)
(15-2)
(15-5)
富士重工伊勢崎
#127
米空軍 3 - 0
(15-1)
(15-4)
(15-2)
石川県庁
準決勝
#128
松下電子 3 - 1
(15-9)
(15-8)
(13-15)
(15-7)
古河電工
#129
東レ九鱗会 3 - 0
(15-10)
(15-5)
(15-7)
米空軍
決勝
#130
東レ九鱗会 3 - 0
(15-11)
(15-10)
(17-15)
松下電子

Dゾーン

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1回戦
#131
中央大学 3 - 0
(15-5)
(15-4)
(15-4)
倉レ富山
#132
東洋工業 3 - 1
(14-16)
(15-12)
(15-10)
(15-10)
京葉クラブ
#133
巴川製紙 3 - 2
(6-15)
(13-15)
(16-14)
(15-8)
(15-1)
全岩手大学
準々決勝
#134
中央大学 3 - 0
(15-11)
(15-13)
(15-10)
関西大学
#135
三菱電機伊丹 3 - 0
(15-0)
(15-9)
(15-6)
東洋工業
#136
シチズン淀橋 3 - 0
(15-12)
(15-10)
(15-3)
岡本工作
#137
八幡製鉄 3 - 0
(15-9)
(15-0)
(15-2)
巴川製紙
準決勝
#138
中央大学 3 - 0
(15-5)
(15-0)
(15-2)
三菱電機伊丹
#139
八幡製鉄 3 - 1
(15-9)
(15-8)
(14-16)
(15-3)
シチズン淀橋
決勝
#140
八幡製鉄 3 - 0
(15-3)
(19-17)
(15-11)
中央大学

決勝リーグ

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#141
八幡製鉄
(1勝)
3 - 0
(15-11)
(15-6)
(15-10)
東レ九鱗会
(1敗)
#142
日本鋼管
(1勝)
3 - 0
(15-13)
(15-7)
(15-7)
富士フイルム
(1敗)
#143
日本鋼管
(2勝)
3 - 0
(16-14)
(15-12)
(15-12)
東レ九鱗会
(2敗)
#144
八幡製鉄
(2勝)
3 - 0
(15-4)
(18-16)
(15-3)
富士フイルム
(2敗)
#145
東レ九鱗会
(1勝2敗)
3 - 0
(15-6)
(15-6)
(18-16)
富士フイルム
(3敗)
#146
日本鋼管
(3勝)
3 - 1
(13-15)
(15-1)
(15-8)
(15-7)
八幡製鉄
(2勝1敗)

最終順位

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順位 チーム名 備考
優勝 日本鋼管 初優勝
準優勝 八幡製鉄
3位 東レ九鱗会
4位 富士フイルム

女子

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参加チームおよびゾーン分け

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Aゾーン Bゾーン Cゾーン Dゾーン
久喜高校 三協精機 大成女子高校 日東紡福島
富国生命 日清紡 富士フイルム シチズン淀橋
日紡貝塚 豊橋東高校 ヤシカ 倉紡倉敷
帝人三原 今治明徳高校 三菱電機伊丹 専売福岡
冨岡東高校

ゾーン戦

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Aゾーン

[編集]
1回戦
#201
富国生命 3 - 1
(4-15)
(15-4)
(15-10)
(15-3)
久喜高校
準決勝
#202
日紡貝塚 3 - 0
(15-1)
(15-3)
(15-1)
富国生命
#203
帝人三原 3 - 0
(15-5)
(15-9)
(15-6)
冨岡東高校
決勝
#204
日紡貝塚 3 - 0
(15-4)
(15-2)
(15-1)
帝人三原

Bゾーン

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準決勝
#205
日清紡 3 - 1
(6-15)
(15-6)
(15-1)
(15-4)
豊橋東高校
#206
三協精機 3 - 0
(15-11)
(15-1)
(15-9)
今治明徳高校
決勝
#207
日清紡 3 - 2
(15-11)
(9-15)
(16-18)
(15-8)
(15-10)
三協精機

Cゾーン

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準決勝
#208
ヤシカ 3 - 0
(15-2)
(15-1)
(15-4)
大成女子高校
#209
三菱電機伊丹 3 - 2
(8-15)
(15-4)
(15-6)
(9-15)
(15-7)
富士フイルム
決勝
#210
ヤシカ 3 - 0
(15-4)
(15-1)
(15-1)
三菱電機伊丹

Dゾーン

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準決勝
#211
シチズン淀橋 3 - 2
(11-15)
(15-13)
(14-16)
(15-2)
(15-3)
日東紡福島
#212
倉紡倉敷 3 - 0
(15-0)
(15-0)
(15-0)
専売福岡
決勝
#213
倉紡倉敷 3 - 0
(15-0)
(15-0)
(15-2)
シチズン淀橋

決勝リーグ

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#214
日紡貝塚
(1勝)
3 - 0
(15-1)
(15-0)
(15-7)
日清紡
(1敗)
#215
倉紡倉敷
(1勝)
3 - 0
(15-8)
(15-12)
(15-7)
ヤシカ
(1敗)
#216
日紡貝塚
(2勝)
3 - 0
(15-2)
(15-2)
(15-7)
ヤシカ
(2敗)
#217
倉紡倉敷
(2勝)
3 - 0
(15-4)
(15-5)
(15-5)
日清紡
(2敗)
#218
ヤシカ
(1勝2敗)
3 - 0
(15-8)
(15-3)
(15-6)
日清紡
(3敗)
#219
日紡貝塚
(3勝)
3 - 0
(15-6)
(15-12)
(15-11)
倉紡倉敷
(2勝1敗)

最終順位

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順位 チーム名 備考
優勝 日紡貝塚 3年連続優勝
準優勝 倉紡倉敷
3位 ヤシカ
4位 日清紡

脚注

[編集]
  • 本記事のマッチナンバーは編集の便宜上付番したものです。

参考文献

[編集]
  • VOLLEYBALL(日本バレーボール協会機関誌)1960年9月号 28-29ページ