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新星残骸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新星残骸英語: nova remnant)とは、新星の激しい爆発の影響により、宇宙空間に飛ばされた物質によって構成された天体である。

性状

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反復新星のらしんばん座T星を取り囲む新星残骸。

新星残骸は爆発現象によって宇宙空間に放出された物質であり[1]、その形状は様々な物が知られている[2]。宇宙空間に放出された物質が飛散してゆく速度は、1000 (㎞/秒)程度とされる。寿命は、せいぜいが数百年程度である。この短い寿命のため、新星残骸は、その光が我々に届く前に消滅している場合が通常である。なお新星残骸の質量は、超新星残骸惑星状星雲と比べて少ない。

出典

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  1. ^ 22-th Astronomical Spectra Workshop”. 天体スペクトル研究会. 2019年1月22日閲覧。
  2. ^ 内藤博之; 田実晃人、新井彰、定金晃三、渡辺文健、Valeiro A. R. M. Ribeiro (2016年). “古典新星 V1280 Sco のシェル構造解析” (pdf). 連星系・変光星・低温度星研究会 2016. pp. 1 - 2. 2024年8月28日閲覧。

外部リンク

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