岡山県道路公社

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岡山県道路公社(おかやまけんどうろこうしゃ)は、かつて岡山県にあった地方道路公社である。岡山県を設立団体として1971年昭和46年)1月1日に発足、2006年平成18年)3月31日に解散した。

概要[編集]

1970年(昭和45年)5月に地方道路公社法が制定され、同年7月から岡山県庁土木部に県道路公社準備室を設置[1]。その翌年、1971年1月に発足となる[1]

発足から長年が経過し、新たな有料道路計画がないことから、公社が管理していた岡南大橋有料道路(岡南大橋)と水島玉島産業有料道路(水玉ブリッジライン)の2道路について、借入金の繰上げ償還を行って、無料開放(2006年〈平成18年〉4月1日)を実施したのに伴い、2006年(平成18年)3月31日をもって解散となった。地方道路公社の解散は、同じく2006年(平成18年)3月31日に解散した愛媛県道路公社とともに全国初であった。

管理していた道路[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1973年昭和48年)2月26日に着工、1975年(昭和50年)10月9日に供用開始。通行料は、普通車100円、小型車50円。当初から12年償還という短い償還期間が設定されており、早期の無料化が予定されていたが、倉敷市の財政に余裕が出たため、同市が未償還残金を一括償還し、1977年(昭和52年)1月1日から無料開放となった。

出典[編集]

  1. ^ a b 岡山県史編纂委員会 1990, p. 626.
  2. ^ 倉敷市認定路線網図”. 倉敷市統合型GIS. 倉敷市役所 (2016年). 2018年10月2日閲覧。

参考文献[編集]

  • 岡山県史編纂委員会『岡山県史』 第十四巻 現代II(初版)、岡山県庁、1990年7月5日。 

外部リンク[編集]