小田原貴

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小田原 貴
名前
カタカナ オダワラ タカシ
ラテン文字 Odawara Takashi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-12-03) 1992年12月3日(31歳)
出身地 東京都府中市
身長 184cm
選手情報
在籍チーム カンボジアの旗 プリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエンFC
ポジション MF
背番号 61
ユース
2005-2007 日本の旗 府ロク
2008-2010 日本の旗 トリプレッタ
2011-2014 日本の旗 東京農業大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2015-2017 フィリピンの旗 JPボルテス 25 (10)
2018-2019 フィリピンの旗 ダバオ・アギラス 10 (2)
2019-2020 フィリピンの旗 セレス・ネグロス/ユナイテッド・シティ 20 (3)
2021 モルディブの旗 マジヤ
2022- カンボジアの旗 プリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエン 23 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2019年8月1日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

小田原 貴(おだわら たかし、1992年12月3日 - )は、東京都府中市出身[1] のサッカー選手。ポジションはMF

クラブ歴[編集]

府ロクジュニアユースからトリプレッタユースを経て東京農業大学に進学した[2]。大学では造園を専攻した[3]

大学卒業後、先輩の伝手で2015年に当時フィリピンJPボルテスFCに加入[3][4][5][6]。加入1年目のシーズンにクラブはユナイテッド・フットボールリーグ2部で2位となり、入れ替え戦を経て1部に昇格を果たした。

2018年にダバオ・アギラスFCに移籍[7]。しかし、クラブは新リーグ構想の混乱が原因で同年末に活動休止してしまう。

半年以上の無所属期間を経て、2019年8月2日にセレス・ネグロスFCへの加入が発表された[8][9]。この年、セレス・ネグロスはリーグとコパ・パウリーノ・アルカンタラの二冠を達成し、小田原にとって初のタイトル獲得となった。

2020年1月14日、AFCチャンピオンズリーグ2020予選1回戦のシャン・ユナイテッドFC戦に出場して国際大会デビューを果たした[10]。クラブはプレーオフまで勝ち進んだが、1月28日に行われたプレーオフでFC東京に0-2で敗れてAFCカップ2020本戦に出場することになった。2月11日に行われたグループステージ初戦のプリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエンFC戦で4-0の勝利を収めたが、この試合で14分に国際大会で初となる先制ゴールを決めた[11][12]

エピソード[編集]

  • FC東京のファンで家族全員がソシオ会員になっている[1]。幼少期のアイドルはアマラオであった。2020年1月28日、セレス・ネグロスの選手としてFC東京とAFCチャンピオンズリーグ2020のプレーオフで対戦し0-2で敗れたが、試合後にFC東京のゴール裏へ挨拶に行き、勝利の儀式を行って一礼すると、去り際にFC東京サポーターから小田原コールが送られた。その際「ピッチから見上げたサポーターの姿は素晴らしかった。ここで育ったんだなと思った。サポーターからも名前を呼んでもらってうれしかった」「東京サポは僕の中で日本1だと再認識しました」と語っている[13][14]

タイトル[編集]

セレス・ネグロス

参考文献[編集]

  1. ^ a b 佐々木裕介 (2020年1月25日). “対戦相手MFは生粋の東京ファン!? ACLプレーオフ、FC東京に挑むフィリピン王者の正体とは?”. サッカーダイジェスト. 2020年1月25日閲覧。
  2. ^ OB情報”. 府ロクジュニアユース. 2019年9月5日閲覧。
  3. ^ a b 元U-20W杯戦士も在籍。フィリピンリーグに参戦、日本人を中心としたクラブの挑戦” (2017年9月30日). 2019年9月5日閲覧。
  4. ^ Rare hat-trick lifts Marikina”. Manila Bulletin (2017年6月2日). 2019年1月7日閲覧。
  5. ^ Melliza on a roll as Stallion wins second game”. FastBreak (2017年7月24日). 2019年1月7日閲覧。
  6. ^ JPV Marikina drub Global Cebu, 5-2”. FastBreak (2017年8月14日). 2019年1月7日閲覧。
  7. ^ Chrisian Jacinto (2018年2月26日). “Davao Aguilas cap busy offseason in signing new recruits Dennis Villanueva, Grommen, Matas”. Spin.ph. 2020年2月17日閲覧。
  8. ^ NEW SIGNINGS TO BOLSTER CERES-NEGROS IN SECOND HALF OF THE SEASON”. セレス・ネグロスFC (2019年8月2日). 2020年2月17日閲覧。
  9. ^ 池田宣雄 (2019年8月2日). “移籍情報|ダヴァオ・アギラスに所属していた日本人MF小田原貴がセレス・ネグロスに加入”. フットボールフィリピン. 2020年2月17日閲覧。
  10. ^ ACL2020: ODAWARA, ONE STEP AWAY FROM FOOTBALLING DREAM”. セレス・ネグロスFC (2020年1月18日). 2020年2月17日閲覧。
  11. ^ Paolo Del Rosario (2020年2月11日). “Ceres-Negros up and running in AFC Cup 2020 with Preah Khan Reach Svay Rieng rout”. ESPN. 2020年2月17日閲覧。
  12. ^ Jonas Terrado (2020年2月12日). “AFC Cup: Ceres-Negros opens campaign with convincing win over Cambodia’s Svay Rieng”. Manila Bulletin. 2020年2月17日閲覧。
  13. ^ 2人の日本出身選手が想いぶつけた凱旋マッチ…“生粋のFC東京ファン”小田原「東京サポは日本1」”. ゲキサカ (2020年1月29日). 2020年1月30日閲覧。
  14. ^ 山下幸志朗 (2020年1月30日). “FC東京サポーターだったセレス・ネグロスの小田原がたどり着いた夢舞台”. サンケイスポーツ. 2020年1月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]