小柳俊一

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小柳 俊一(こやなぎ しゅんいち、1927年4月25日 - 2004年7月7日) は、日本の化学技術者実業家信越化学工業代表取締役副社長や、信越半導体代表取締役社長、電気化学協会会長などを歴任した。紫綬褒章受章。

人物・経歴[編集]

1952年東京工業大学化学科卒業、信越化学工業入社[1]。1961年東京工業大学工学博士[1][2]。1975年全国発明表彰経済団体連合会会長発明賞受賞[3]。1976年信越化学工業塩ビ技術研究所長[4]。1978年信越化学工業合成技術研究所長兼任[5]。1981年信越化学工業取締役。1984年信越化学工業常務取締役。1987年信越化学工業専務取締役、紫綬褒章受章。1990年信越化学工業代表取締役副社長。1994年電気化学協会会長。1997年電気化学会名誉会員、勲三等旭日中綬章受章。1999年信越半導体代表取締役社長。2004年信越化学工業特別顧問。工業物理化学の発展に貢献した[1]。2004年死去。パレスホテルでお別れの会が開かれた[6]。同年正五位[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 棚橋純一「本会元会長 名誉会員 小柳 俊一氏を偲ぶ」『Electrochemistry』第72巻第8号、電気化学会、2004年、604-604頁、doi:10.5796/electrochemistry.72.604ISSN 1344-3542NAID 130007661283 
  2. ^ 塩化ビニルの重合法に関する研究
  3. ^ 全国発明表彰 昭和50年受賞者一覧発明協会
  4. ^ 信越化学工業(株)『未来への軌跡 : 昭和とともに60年』(1986.10)渋沢社史データベース
  5. ^ 信越化学工業(株)『未来への軌跡 : 昭和とともに60年』(1986.10)渋沢社史データベース
  6. ^ <お別れの会>故小柳俊一氏(前信越化学工業副社長)ケムネット 2004年08月05日
  7. ^ 官報平成16年本紙第3912号 12頁
先代
増子曻
電気化学協会会長
1994年 - 1995年
次代
竹原善一郎