富田英典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

富田 英典(とみた ひでのり、1954年6月25日 - )は、日本社会学者関西大学社会学部名誉教授。 大阪生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、関西大学大学院社会学研究科で学ぶ。神戸山手女子短期大学専任講師、同助教授、佛教大学社会学部助教授、同教授を経て、2007年より現職。電話文化研究、携帯電話文化研究を進めている。ユーモア風刺の効いた新聞等のコラムでも知られている。第13回(1997年)電気通信普及財団賞(テレコム社会科学賞)奨励賞、第1回(2002年ドコモモバイル・サイエンス賞(社会科学部門)奨励賞を受賞。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『声のオデッセイ――ダイヤルQ2の世界-電話文化の社会学』(恒星社厚生閣, 1994年
  • 『富田英典の「嘉門達夫」で社会学――愛とパロディーの若者文化』(東洋館出版社, 1999年
  • 『インティメイト・ストレンジャー 「匿名性」と「親密性」をめぐる文化社会学的研究』』(関西大学出版部, 2009年

共著[編集]

共編著[編集]

  • 藤村正之)『若者たちの東京・神戸90's(展開編)みんなぼっちの世界』(恒星社厚生閣, 1999年)
  • 森谷健)『社会学フォーラム/落ち着かない「私」と「社会」』(福村出版, 2000年
  • 南田勝也辻泉)『デジタルメディア・トレーニング――情報化時代の社会学的思考法』(有斐閣, 2007年)

訳書[編集]

  • ジェームズ・E・カッツ、マーク・A・オークス編『絶え間なき交信の時代――ケータイ文化の誕生』(NTT出版2003年

外部リンク[編集]