コンテンツにスキップ

地球同語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地球同語
Lingwa de Planeta
創案者 Dmitri Iwanow, Anastassija Lyssenko, Jelena Iwanowa, Asja Winogradowa
創案時期 2006年
設定と使用 国際補助語
話者数
目的による分類
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 なし
統制機関 Lingwa de Planeta[1]
言語コード
ISO 639-3 art
テンプレートを表示

地球同語 (Lingwa de Planeta) とは、サンクトペテルブルク言語学グループが考案した国際補助語である。2006年に創案された。

概要

[編集]

地球同語は音声学的にエスペラントに似ているが、/v//z//ʦ/の音素がなく、単語は比較的に母語話者の多い英語ドイツ語フランス語スペイン語ポルトガル語中国語ロシア語ヒンディー語ペルシャ語などから採用されている。

文字

[編集]

地球同語にはQを除くラテン文字25文字が用いられる。このうち、Cは常にchの綴りでのみ用いられる。

発音

[編集]

子音

[編集]

主な子音の発音は、おおむね次の通り。

唇音 舌頂音 舌背音 声門音
両唇音 唇歯音 歯茎音 後部歯茎音 軟口蓋音 喉頭蓋音
破裂音 p /p/ b /b/ t /t/ d /d/ k /k/ g /g/
鼻音 m /m/ n /n/ ng /ŋ/
ふるえ音 r /r/
はじき音 r /ɾ/
摩擦音 f /f/ v /v/ s /s/ s /z/ sh /ʃ/ h /x/ h /h/
側面接近音 l /l/
有声両唇軟口蓋接近音 v, w /w/
破擦音
歯茎音 後部歯茎音
無声音 ch /ʧ/
有声音 z /ʣ/ j /ʤ/

二重子音はx(/(k)s/または/gz/)および、一部の語に現れるs'h/sh/を除いて用いられない。

母音

[編集]
  • 母音はa, e, i, o, u, yで表す。
    • yはiと同じ発音だが、基本的にアクセントのない場合や、動詞以外の単語の語尾に用いられる。

文法

[編集]

基本語順はSVO型だが、対格接語"den"を使うことで変えることができる。 単語は品詞によって接尾辞が異なり、形容詞が"-e"、副詞が"-em"、動詞が"-i"、名詞が"-a"となる。

人称代名詞

[編集]

外部リンク

[編集]

脚注

[編集]