土田理恵子
土田 理恵子 | |
---|---|
生誕 | 1994年9月17日(30歳) |
出身地 | 日本 |
活動期間 | 2011年 - |
土田 理恵子(つちだ りえこ、1994年9月17日 - ) は、日本人ピアニスト。
来歴
[編集]日本で生まれた。2歳で渡米し、3歳よりウィスコンシン州マディソンでアンキー・フォエル(Ankie Foell)にピアノを習う。2003年から2012年までサンフランシスコ音楽院に奨学生として在籍し、ディレクターのジョン・マッカーシー(John McCarthy)に師事した[1]。
サンフランシスコでは、ハーブ・シアターでNPRの番組「From the Top」[2]に出演、サンフランシスコ近代美術館でオペラ界のスター、プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)と共演[3]、カリフォルニア交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をソリストとして演奏[4]するなど、精力的に活動している。
ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院でボリス・スルツキーの指導を受け音楽学士号を取得、ニューヨークのジュリアード音楽院でマッティ・レカッリオ(Matti Raekallio)とヨーゼフ・カーリヒシュタイン(Joseph Kalichstein)の指導を受け音楽修士号を取得。
経歴
[編集]2011年にカーネギーホールでデビュー[5]して以来、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活躍している。2011年、カリフォルニア交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番で協奏曲デビューを果たした[6]。また、アシュドッド交響楽団、ロチェスター・フィルハーモニック管弦楽団[7]、サン・ドメニコ管弦楽団とソリストとして共演している。また、ヴェルビエ音楽祭アカデミー[8]、サル・ガヴォー[9]、フィリップス・コレクションなどの主要な音楽祭や会場に招かれて演奏している。2016年Salon de VirtuosiよりSONY USA Foundation Grant[10]、YoungArts NFAA Finalist[11]、IIYM国際ピアノコンクール3位[12]など受賞歴多数。
2020年にニューヨークからパリに移住して以来、アンサンブル・イマーゴを共同設立し、米国財団の アンサンブル・イン・レジデンスとして、パリでの公演、レコーディング、他の音楽家とのコラボレーションなどの活動を行っている[13]。レジデンスでは、パリでの公演、レコーディング、他のアーティストとのコラボレーションなどを行う。また、2021年にプロヴァンスのヴィルクローズ音楽院が助成するプロジェクトの一環として、作曲家レーラ・アウエルバッハ(Lera Auerbach)、チェリストのテッサ・シーモア(Tessa Seymour)と共同で、アウエルバッハの「チェロとピアノのための24の前奏曲」のアルバムをレコーディングしている。
受賞歴
[編集]- 2018年
- ジュリアード音楽院コンチェルト・コンクール第2位
- 2016年
- SONY USA財団助成金、受賞(ニューヨーク)
- 2012年
- ピーボディ音楽院、ハリソン・ウィンター・コンチェルト・コンクール第2位
- 国際若手音楽家協会国際ピアノコンクール第3位。
- 2011年
- Avanti Award Grant 受賞
- 全米芸術振興財団ヤングアーツ・プログラム・フェロー
脚注
[編集]- ^ “RIEKO TSUCHIDA” (英語). RIEKO TSUCHIDA. 2022年5月26日閲覧。
- ^ N; P; R (2007年10月1日). “Rieko Tsuchida, Age 12, Piano” (英語). NPR 2022年5月26日閲覧。
- ^ Garchik, Leah (2007年9月10日). “Leah Garchik” (英語). SFGATE. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “Alums Performing with California Symphony This Sunday!”. From the Top (2011年4月29日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ CALIFORNIA YOUTH SYMPHONY Quarter Notes, March 2011
- ^ “California Concerts: May 2011”. myemail.constantcontact.com. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “Finalists in Eastman Piano Competition Headed for Final Round with Rochester Philharmonic Orchestra” (英語). Eastman School of Music. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “Southeastern Piano Festival presents a reprise of the smash-hit Extravaganza concert - School of Music | University of South Carolina”. sc.edu. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “Concert Solistes du Royal Philharmonic Orchestra, Virgil Boutellis-Taft le 2 Mars 2020 • Salle Gaveau”. www.offi.fr. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “Grant Winners”. www.sdev.org. 2022年5月23日閲覧。
- ^ “2012 YoungArts Finalists - Lots of From the Top Alumni!”. From the Top (2012年1月12日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ “Top Winners IIYM Competition” (英語). Kansas Public Radio (2009年6月30日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ “IMAGO” (英語). Fondation des Etats-Unis. 2022年5月26日閲覧。