国家社会主義航空軍団
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国家社会主義航空軍団(Nationalsozialistisches Fliegerkorps 略称NSFK)は、国民社会主義ドイツ労働者党(略称NSDAP、別称ナチス党)の準軍事組織。国民社会主義航空隊[1]、ナチ飛行隊とも[2]。ドイツ航空スポーツ連盟を前身として1937年に創設された[1]。
概要
[編集]ヴェルサイユ条約により航空機の所有を禁止されていた1930年代早期に創立された。当初は突撃隊(SA)の下部組織であった。類似組織に国家社会主義自動車軍団がある。団員にグライダーや飛行機の操縦の訓練を行うことを目的とした。
ドイツ国首相となったアドルフ・ヒトラーがヴェルサイユ条約を一方的に破棄してドイツ空軍を設置した後に団員の多くが空軍へ移籍した。国家社会主義航空軍団はその後も形式的には存在し続けたが、規模は縮小していった。第二次世界大戦中には国家社会主義航空軍団員は高射砲部隊の予備役として任務に就いた。
軍団長は当初フリードリッヒ・クリスチャンセンが務め、1943年からはアルフレート・ケラーが任命された。
国家社会主義航空軍団には突撃隊や親衛隊(SS)と同じような階級が存在していた。
制服
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国家社会主義航空軍団の制服
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国家社会主義航空軍団の制服
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国家社会主義航空軍団の襟章と肩章。下段の両端は気球および飛行機の操縦士バッジ
脚注
[編集]- ^ a b 大島通義「第三帝国における軍事費の手形金融」『三田学会雑誌』第79巻第1号、慶応義塾経済学会、1986年、58-90頁、NAID 120005354257。, p.83
- ^ 水野博子「戦後初期オーストリアにおける 「アムネスティー(恩赦・忘却)政策」の展開」『東欧史研究』第24巻、東欧史研究会、2002年、3-26(p.6)、doi:10.20680/aees.24.0_3、ISSN 0386-6904、NAID 130007632374。