八代オクラ

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八代オクラ(やしろオクラ)は、兵庫県豊岡市伝統野菜[1]

豊岡市日高町の八代地区(旧・八代村)で家庭用の野菜として栽培されてきた伝統野菜である[1]

一般的なオクラと比べると実が大きく、太く、軟らかく、一般的なオクラの断面が角5つの五角形をしているのに対し角が8つ以上ある多角形をしているのが特徴[1][2]

2019年頃より栽培を広める取り組みが進められており、農家に留まらず地区の住民も参加して、特産品にすることを目指している[1]

2017年時点では地区内で八代オクラを栽培、出荷する農家は1軒のみであったが[3]、2021年時点では8軒の農家がおよそ22アールの畑で八代オクラの栽培を行っている[2]

2021年に味の箱船英語版に登録された[4]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 豊岡市で地域の伝統野菜「八代オクラ」の収穫が最盛期”. NHK (2023年8月12日). 2023年12月14日閲覧。
  2. ^ a b 八代オクラの収穫が最盛期 豊岡市日高町の伝統野菜”. サンテレビ (2021年9月8日). 2023年12月14日閲覧。
  3. ^ 第2部 「目標とする姿」への取組み状況” (PDF). 豊岡市 (2017年). 2023年12月14日閲覧。
  4. ^ スローフードの”食の世界遺産”「味の箱船」。日本にて新たに10食材登録で国内全74品目へ。』(プレスリリース)日本スローフード協会、2021年11月4日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000048258.html2023年12月14日閲覧