倉田元治
倉田 元治（くらた もとはる、1901年（明治34年）7月22日 - 1989年（平成元年）3月19日[1]）は、日本の技術者、実業家。旭硝子（現AGC）社長や、同社会長、日本ソーダ工業会会長などを務めた。
人物・経歴[編集]
福島県会津若松市で豪商倉田為実の家系に生まれる[2][3]。会津中学校（現福島県立会津高等学校）を経て[4]、1925年東京高等工業学校（現東京工業大学）窯業科卒業[5]、旭硝子入社。三菱化成工業尼崎工場長在任中の1945年には尼崎工業会初代会長に就任した[6]。1946年尼崎商工会議所副会頭[7]。
1950年旭硝子常務取締役。1961年日本建鉄取締役、日本光学工業取締役。1963年旭硝子副社長[8]。1967年から旭硝子社長を務めた。1969年旭硝子工業技術奨励会理事長[3]。1973年旭硝子会長[9]。日本ソーダ工業会会長なども務めた[10]。1982年蔵前工業会理事長[11]。1989年3月19日、急性腎不全のため死去[1]。
1962年紫綬褒章、1970年藍綬褒章、1981年勲二等旭日重光章受章[1]。
2000年には記念して日本セラミックス協会倉田元治賞が創設された[12]。
脚注[編集]
- ^ a b c 『現代物故者事典 1988-1990』（日外アソシエーツ、1993年）p.239
- ^ 阿弥陀寺について会津若松七日町通り
- ^ a b 「財団60年のあゆみ」旭硝子財団
- ^ 故郷会津の歴史と有名人たち鐘華会
- ^ 百年記念館設立30年記念誌東京工業大学博物館
- ^ 尼崎工業経営者協会『10年の歩み』 1958
- ^ 「尼崎商工会議所 歴代正副会頭」尼崎商工会議所
- ^ 旭硝子第48期有価証券報告書東京大学
- ^ 旭硝子(株)『旭硝子100年の歩み : 伝統・創造・革新. 資料編』(2007.09)渋沢社史データベース
- ^ 倉田元治「機能する新電気化学への期待」『電気化学および工業物理化学』第40巻第11号、電気化学会、1972年、769-769頁、doi:10.5796/kogyobutsurikagaku.40.769、ISSN 0366-9297、NAID 130007748255。
- ^ “蔵前工業会創立100周年記念特集” (PDF). 社団法人蔵前工業会. p. 59 (2006年). 2019年11月23日閲覧。
- ^ 倉田 元治 賞（平成12年9月創設）受賞者日本セラミックス協会
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