ムラサキゴテン

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ムラサキゴテン
ムラサキゴテン
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: ツユクサ目 Commelinales
: ツユクサ科 Commelinaceae
: ムラサキツユクサ属 Tradescantia
: ムラサキゴテン T. pallida 'Purpurea'
学名
Tradescantia pallida 'Purpurea'
和名
ムラサキゴテン(紫御殿)

ムラサキゴテン(紫御殿、学名:Tradescantia pallida 'Purpurea')は、ツユクサ科の園芸植物。(シノニムSetcreasea pallida 'Purple Heart')。別名パープルハートセトクレアセア(園芸品種名で通用する)[1]

特徴[編集]

地上部全体が紫色をしており、葉はやや多肉で長楕円形。長さ10cm、幅2cm。葉全面に白く柔らかい毛が密生。茎は直立するが、成長すると倒れてほふくする[1]。6~9月頃に紅紫色の花を付ける。乾燥した日当たりの良い環境を好む。メキシコ原産で、1955年頃に渡来した。原種はほとんど栽培されることはない。耐寒性はそれほど強く無いが、日本では東京より西であれば戸外でも越冬可能。

近縁種に葉に淡赤紫色の縞模様が入る「フイリムラサキゴテン」(T. pallida ‘Purple Heart Variegata’)がある[1]

以前はセトクレアセア属(Setcreasea)に分類されていたため、セトクレアセアの名のでもよく知られる[1]

参考文献[編集]

  • ヤマケイポケットガイド 庭の花(山と渓谷社
  • フィールドガイド15 園芸植物 鉢花と観葉植物(小学館

脚注[編集]

  1. ^ a b c d NHK出版 みんなの趣味の園芸 - ムラサキゴテンの基本情報”. 2022年10月10日閲覧。

関連項目[編集]