ムラサキツユクサ属

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ムラサキツユクサ
Tradescantia ohiensis1.jpg
ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ツユクサ目 Commelinales
: ツユクサ科 Commelinaceae
: ムラサキツユクサ属 Tradescantia
  • 本文参照

ムラサキツユクサ属(むらさきつゆくさぞく、学名:Tradescantia)とはツユクサ科の属の1つで、75種が認められる。別名はトラデスカンティア属。多年生の草本で、原産はカナダ南部からアルゼンチン北部にかけての新大陸で、西インド諸島にも分布する。17世紀にヨーロッパに園芸植物として伝わり、現在では世界各地で見ることができ、野生化していることもある。

この属は這うものもあるが、立ち上がって30-60cmになることもある。多くは花を朝に咲かせ昼にしおれるが、天候の影響も受ける。

細胞遺伝学的には、染色体の数と構造の進化の点で関心が持たれている。経済的には、園芸植物の他、雑草として農業の邪魔になる。また、環境中の変異原に対する指標生物として用いられることもある。

特徴[編集]

多年生草本で、這うものや立ち上がるものがあり、立ち上がるものは30-60cmに達する。葉は長く、肉質で、剣状から披針形、長さ3-45cmと種によって幅がある。花は青が多いが、白、ピンク、紫もあり、花弁は3枚、葯は黄色く6本あるが、稀に奇形をつくる。汁は粘性があり、透明。

主な種[編集]

ムラサキツユクサT. ohiensis
鑑賞用によく栽培されている。花期は6〜9月頃。原産地は北アメリカ。また、オシベの毛を細胞の原形質流動の観察でよく使う。
オオムラサキツユクサ(T. virginiana
トキワツユクサT. fluminensis
帰化植物として野生化している。斑入り種は、観葉植物として栽培される。
T. albiflora
観葉植物として栽培される。
ムラサキゴテンT. pallida, 'Purpurea' )
シマムラサキツユクサT. zebrina
観葉植物としてよく栽培されている。原産地はメキシコ。縦に縞の入った葉が特徴。