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ミミキジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミミキジ
ミミキジ
ミミキジ Crossoptilon mantchuricum
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ミミキジ属 Crossoptilon
: ミミキジ C. manchuricum
学名
Crossoptilon mantchuricum
Swinhoe, 1863
和名
ミミキジ
英名
Brown eared-pheasant
Crossoptilon mantchuricum

ミミキジ(耳雉、Crossoptilon mantchuricum)は、キジ目キジ科ミミキジ属に分類される鳥類。別名カケイカッショクカケイ

分布

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中華人民共和国河北省陝西省固有種

形態

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全長96-100cm。翼長オス27-31.2cm、メス26.5-29cm。体重オス1.6-2.5kg、メス1.5-2kg。尾羽の枚数は22枚。頬から後方へ羽毛が伸長する。全身は褐色の羽毛で被われる。頭頂や頸部は黒や濃褐色、腹部は淡褐色の羽毛で被われる。腰や尾羽基部の上面(上尾筒)は白い羽毛で被われる。尾羽の色彩は白く、先端は紫みを帯びた褐色。

顔には羽毛が無く、赤い皮膚が露出する。嘴の色彩は赤みを帯びた黄色。後肢の色彩は赤い。

卵は長径5.3cm、短径3.9cmで、卵を覆う殻は灰緑色。

生態

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標高1,300-3,500mにある森林や岩場、草原などに生息する。

食性は雑食で、植物の根、果実種子昆虫ミミズなどを食べる。

繁殖形態は卵生。地面のくぼみに落ち葉を敷いた巣に、1回に5-8回の卵を産む。抱卵期間は26-27日。

人間との関係

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卵が食用とされることもある。

開発による生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は減少している。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、189頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、110、176頁。

外部リンク

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