マッヘ
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マッヘ (mache) | |
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記号 | M.E. |
系 | 非SI単位 |
量 | 放射能濃度 |
SI | 約 13.5 Bq/L |
定義 | 空気または水1Lにつき、そこに含まれるラドンの電離作用によって10-3 esuの飽和電流を生じるときの放射能濃度 |
マッヘ(mache, 記号:M.E.)は、放射能の濃度を示す単位である。その名前は、オーストリアの物理学者ハインリッヒ・マッヘ(Heinrich Mache)に因む。記号のM.E.は、ドイツ語のMache-Einheit(マッヘ単位)の略語である。
1マッヘは、空気または水1リットルにつき、そこに含まれるラドンの電離作用によって10-3静電単位(esu)の飽和電流を生じるときの放射能濃度と定義されている。
1930年、マリ・キュリー、ラザフォード、ガイガーらによる国際ラジウム標準委員会によって定義された。今日では温泉(放射能泉)の効能書きに使われる程度で、ほとんど用いられない。
1マッヘのラドンの放射能は約13.5ベクレル(Bq)、約3.64×10−10キュリー(Ci)である。マッヘは、ほとんどの場合ベクレルまたはキュリーと並記される。