ホスホセリンホスファターゼ
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ホスホセリンホスファターゼ(Phosphoserine phosphatase、EC 3.1.3.3)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- O-ホスホ-L(またはD)-セリン + 水L(またはD)-セリン + リン酸
従って、この酵素の基質はホスホセリンと水、生成物はセリンとリン酸である。
この酵素は加水分解酵素に分類され、特にリン酸モノエステル結合に作用する。系統名は、O-ホスホセリン ホスホヒドロラーゼ(O-phosphoserine phosphohydrolase)である。グリシン、セリン、トレオニンの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、12個の構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1F5S、1J97、1L7M、1L7N、1L7O、1L7P、1L8L、1L8O、1NNL、2J6Y、2J6Z、2J70である。
出典
[編集]- BORKENHAGEN LF, KENNEDY EP (1959). “The enzymatic exchange of L-serine with O-phospho-L-serine catalyzed by a specific phosphatase”. J. Biol. Chem. 234 (4): 849–53. PMID 13654276.
- Boyer, P.D., Lardy, H. and Myrback, K. (Eds.), The Enzymes, 2nd ed., vol. 5, Academic Press, New York, 1961, p. 73-78.
- Neuhaus FC and Byrne WL (1959). “Metabolism of phosphoserine. II. Purification and properties of O-phosphoserine phosphatase”. J. Biol. Chem. 234: 113–121. PMID 13610904.