ベイ・ブリーズ

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「ベイ・ブリーズ」Bay Breeze)は、真島俊夫ニュー・サウンズ・イン・ブラス第20集を記念して作曲された吹奏楽曲である。

概略[編集]

ニュー・サウンズ・イン・ブラス第20集を記念されて作られたシリーズ初のオリジナル曲である。爽やかなメロディーが特徴のフュージョン系の曲で、ラテンパーカッションが活躍する曲である。今でも人気が高く、演奏会などではよく聞かれる。また、曲は師である岩井直溥に捧げられている。

曲の構成[編集]

前奏がトランペットなどによって歌われ、その次に木管によって主題に入る。途中にアルトサックスソロがあり、それが終わるとトランペットなどがメロディーを奏でる。曲が静かになり最初のメロディーは木管が、次は木管にベースが加わってメロディーが流れ、その次にはトランペットソロがある。トランペットソロの後にはリストのハンガリアン狂詩曲第2番のフレーズが出てくる。再び前奏のメロディーが流れ、その後にパーカッションのソロがある。パーカッションのソロの次はトランペットとトロンボーンのソリが流れる。D.S.でアルトサックスソロのところに戻り、アルトサックスのソロが終わったらまたトランペットのメロディーが流れ、CODAに飛び、フィナーレを迎え終わる。

編成[編集]

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Tp. 4 Cb.
Ob. 1 Hr. 4 Timp.
Fg. 1 Tbn. 3, Bass Drum Set, Conga, Cow., W.C., Shaker, Glock., Xylo.
Cl. 3, E♭, Alto, Bass Eup.
Sax. Alt. 2 Ten. 2 Bar. 1Tub.
その他E.Bass, E.Gt., Piano

参考文献[編集]

関連項目[編集]