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タマラ (戯曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

タマラ』(Tamara)は、ジョン・クリザンク(John Krizanc)作のポストモダン演劇1981年5月8日カナダトロントのトリニティ・ベルウッズ・パークにあるストラッチャン・ハウス(Strachan House)で初演され、同年に書籍としても出版された。

物語は、1927年に画家のタマラ・ド・レンピッカが、作家ガブリエーレ・ダンヌンツィオの別荘を訪れた実話に基づいている。

『タマラ』では、観客と俳優の間の壁がなくなっている。『タマラ』が上演されるのは一軒の大きな家で、11ある部屋で、10人の俳優たちが、同時進行的にストーリーを展開してゆく。観客は誰か1人の俳優を選択して、その俳優に随行するが、同時に随行する役を「俳優」として演じ、ストーリーを体験する。他の部屋で同時進行しているストーリーは見ることができないので、1度見ただけでは全体の筋はわからないように出来ている。

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