タピオカガエル属

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タピオカガエル属
マルメタピオカガエル
Lepidobatrachus laevis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : カエル亜目 Neobatrachia
: ユビナガガエル科
Leptodactylidae
亜科 : ツノガエル亜科
Ceratophryinae
: タピオカガエル属
Lepidobatrachus
Budgett, 1899

タピオカガエル属Lepidobatrachus)は、両生綱無尾目ユビナガガエル科に属する。

分布[編集]

南アメリカ大陸

形態[編集]

最大種はマルメタピオカガエル体長11-12cm。体形は扁平。

頭部は大型で、眼は背面に上向きにある。後肢には鋤状の突起があり泥に潜るのに適している。

幼生は扁平で、成体と同じような口器を持つ。

生態[編集]

川沿いのに生息する。外敵に襲われると体を膨らませて威嚇し、噛み付く。乾季になり水がなくなると泥で繭を作り休眠する。

食性は動物食で、昆虫類甲殻類魚類両生類等を食べる。

繁殖形態は卵生で、雨季に卵を産む。

分類[編集]

キメアラタピオカガエルは残り2種の種間雑種とする説もある[要出典]

人間との関係[編集]

本属の構成種の総称として、本属の記載者Samuel Budgettに由来するバジェットフロッグと呼ばれることもある。

ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。主にマルメタピオカガエルが流通する。完全水生種なのである程度水深のあるアクアリウムベアタンクで飼育される。

関連項目[編集]