シアン化鉄(II)
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ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(II) | |
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モル質量 | 323.643 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(II)、ヘキサシアニド鉄(II)酸鉄(II)(英:Iron(II) hexacyanoferrate(II))、またはフェロシアン化鉄(II)(英:Iron(II) ferrocyanide)或いはシアン化鉄(II)(英:Iron(II) cyanide)は、鉄のシアン化物の錯体の一種である。外観は白色固体で、水に不溶。化学式はFe2[Fe(CN)6]或いはFe(CN)2で表される。
生成
[編集]ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと鉄(II)イオンの反応で得られる白色沈殿(条件によっては青白色沈殿)はこのヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(II)である。[1][2][3][4]
性質
[編集]空気中では幾分酸化されて濃青色の紺青と緑白色の水酸化鉄(Ⅱ)を生ずるため沈殿が青白色となる。[2]
水酸化カリウムなどの強塩基を加えて加熱すると水酸化鉄(Ⅱ)及びヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム等のヘキサシアノ鉄(II)酸塩を生ずる。[5]
脚注
[編集]- ^ “ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(II)”. m.chemicalbook.com. 2021年8月15日閲覧。
- ^ a b “ヘキサシアニド鉄(II)酸鉄(II) - You-iggy”. 2021年8月15日閲覧。
- ^ 『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、2014年。
- ^ 『スクエア最新図説化学七訂版』第一学習社、2019.1.10.。
- ^ 《无机化学丛书》.第九卷 锰分族 铁系 铂系. 科学出版社. P171. 氰化铁(II)