ゴンベ渓流国立公園
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ゴンベ渓流国立公園(ゴンベけいりゅうこくりつこうえん)はタンザニアの国立公園。敷地面積は最小であるが、野生のチンパンジーがよく観察できることで有名。日本では単にゴンベ国立公園と称されることが多い。
概要
[編集]キゴマの16キロメートル北に位置し、52平方キロメートルの敷地面積はタンザニアの国立公園としては最小である。タンガニーカ湖に面し、植生は乾燥疎開林と草地、竹林があり、アンゴラカリン、ミリキア・エクスケルサなどの種が生える[1]。動物はチンパンジー(ケナガチンパンジー)の他、アカコロブスやブルーダイカ、アフリカゾウなどがいるが、大型の肉食獣はいない[1]。現在、国立公園の周囲は開墾され畑になっている。
1960年、ルイス・リーキーの指示によって、ジェーン・グドールが野生チンパンジーの研究をはじめ、1961年に世界で初めて野生チンパンジーの餌付けに成功し、1968年に国立公園として制定された。2018年にマシト地域・ウガラ地域と共に「ゴンベ・マシト・ウガラ生物圏保護区」に指定された[1][2]。
アクセス
[編集]キゴマからボートで3時間ほどで到着する。
脚注
[編集]- ^ a b c “Gombe Masito Ugalla Biosphere Reserve, Tanzania” (英語). UNESCO (2018年10月). 2023年1月24日閲覧。
- ^ 小川秀司、伊谷原一「タンザニアにおけるチンパンジー生息地の状況」『霊長類研究 Supplement』第21巻、2005年、47頁、CRID 1390001205634064128、doi:10.14907/primate.21.0.47.0。