ガンジー石原

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ガンジー石原(ガンジー いしはら、1959年 – )は、日本の関西のアングラ・カルチャー界で活動する、編集者ライターである。また、大手前大学講師として「マンガ概論」を教えている。

本名、石原基久でも執筆活動を行っている。ペンネーム(芸名)は、容貌がマハトマ・ガンジーに似ていることに由来する。

経歴[編集]

兵庫県揖保郡(現たつの市)生まれ。甲南大学卒業。

1983年4月、関西の情報誌『プレイガイドジャーナル』に入社し、編集に携わる。演芸・寄席欄のほか、漫画家川崎ゆきおの連載、河内家菊水丸のカセットブック企画などを担当した。

ライターとしての中島らもと知り合い、中島の劇団「リリパット・アーミー」の旗揚げ公演に参加。この際、「ガンジー石原」名を使用した。以降、多数の公演に参加。 また、落語家桂雀三郎の新作落語会「雀三郎製(じゃくさんせい)アルカリ落語会」のスタッフもつとめた。

1987年の『プレイガイドジャーナル』休刊後、1989年に自身の事務所「FALL」を設立。漫画雑誌『コミック・ジャングル』、関西アンダーグラウンド音楽シーンを紹介する音楽雑誌『G-SCOPE』を発行する。「FALL RECORDS」という音楽レーベルとしても活動し、漫談家「テント」、鮫肌文殊のパンクバンド「捕虜収容所」、「自分BOX」、テクノユニット「A.C.E. (音楽ユニット)」などの作品をリリース。 また、本名の「石原基久」名義で、web版花形文化通信の「ベアーズ・クロニクル」を担当している。

2004年には、アニーsakumaが営むインディレーベル「bird parlor records」のコンピレーションアルバム「et cetera〜bird parlor records compilation」に、「人間はカトリセンコウ」というガンジー自身の曲が、初の音源として収録されている。なお、この楽曲は2008年の柴田剛監督による映画『青空ポンチ』の劇中歌にも使用されている。2009年には同曲を含む、ガンジー石原名義の初CD『人間はカトリセンコウ』が クロスメディアレコードより発売。

2010年のフジロックフェスティバル苗場食堂に出演した。

2014年、ガンジー石原&&糸車(チャルカ)名義で2ndアルバム「わからずやのコンコンチキ号漂流記」をクロスメディアレコードよりリリース。

長谷川義史『ガンジーさん』(イースト・プレス 2011)は、ガンジー石原をモデルにした絵本である。

著書[編集]

出演[編集]

外部リンク[編集]