オスターラント
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オスターラント(Osterland)とは、今日のテューリンゲン州、ザクセン州およびザクセン=アンハルト州にあたる地域の歴史的地名である。険しい西エルツ山地の北側の山からザクセン=アンハルト南東のなだらかな平原へと続く地域である。過去の火山活動の痕跡が見られる。
歴史
[編集]後にオスターラントといわれるこの地域の歴史は、937年のオストマルクの成立が始まりである。オストマルクは965年に5つの辺境伯領に分裂したが、そのうちのラウジッツ辺境伯領、メルゼブルク辺境伯領、ツァイツ辺境伯領がオスターラントを形成した。相続を通して、この地域には13世紀にはランツベルク辺境伯領が形成された。
14世紀には開拓と農業が広まり、森林が開墾された。
近代
[編集]ドイツ民主共和国の終焉後、歴史的地域と名称の使用が見直された。1990年代初めより、ライプツィヒ民衆新聞(Leipziger Volkszeitung)はアルテンブルガー・ラント郡においてはオスターラント民衆新聞(Osterländer Volkszeitung (OVZ))の名で販売され、ゲーラにはオスターラント体育館ができるなど、オスターラントの名称はさまざまなところに使用されるようになっている。
地理的位置
[編集]オスターラントの西の境界は常にザーレ川であったが、その他の境界については何度も変化した。北側はライプツィヒおよびアイレンブルクまで、南側はアイゼンブルクおよびボルナまで、南側はトルガウまで至り、後にムルデ川を境界とみなすようになった。14世紀には、この地域はプライセンラント(アルテンブルク、シュメルン、メラーネ、ポニッツおよびツヴィッカウ)、ゲーラおよびシェーンブルクに至った。
参考文献
[編集]- Heimatverein des Bornaer Landes (Hg.) Wiprecht. Beiträge zur Geschichte des Osterlandes im Hochmittelalter. Sax-Verlag, Beucha 1998, ISBN 978-3930076635
- Herbert Helbig Osterland. In: Walter Schlesinger: Sachsen. Handbuch der historischen Stätten Deutschlands. Band 8. Stuttgart 1965. S. 268f.
- Hans Joachim Kessler Das thüringische Osterland: Land zwischen Saale und Pleiße - Bilder einer Thüringer Region, Verlagshaus Thüringen, Erfurt 1996, ISBN 3-89683-102-X