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オジロニジキジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オジロニジキジ
オジロニジキジ
オジロニジキジ(メス) Lophophorus sclateri
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ニジキジ属 Lophophorus
: オジロニジキジ L. sclateri
学名
Lophophorus sclateri Jerdon, 1870
和名
オジロニジキジ
英名
Sclater's monal
Sclater's monal pheasant

オジロニジキジ(尾白虹雉、Lophophorus sclateri)は、キジ目キジ科ニジキジ属に分類される鳥類

分布

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インド北東部、中華人民共和国雲南省南部、チベット自治区南東部)、ミャンマー北東部

形態

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全長オス68cm、メス63cm。翼長オス29.8c-30.3m、メス28.5-28.7cm。体重オス2.3-2.9kg、メス2.1-2.3kg。腰は白い羽毛で被われる。

虹彩は褐色。嘴の色彩は黄褐色。後肢の色彩は灰緑色。卵は長径6.3cm、短径4.5cm。

オスは頭頂の羽毛が縮れたように逆立つ(冠羽)。顔から胸部は黒い羽毛で被われる。冠羽は濃緑色。後頸は赤褐色、肩は紫の羽毛で被われ、背から腰、尾羽基部の上面(上尾筒)は羽軸に沿って黒い斑紋(軸斑)が入る白い羽毛で被われる。尾羽の色彩は赤褐色で先端は白い。翼の色彩は緑や紫、黒。さらに肉垂れ状の皮膚がより大型で、鼻孔に達する。嘴の色彩は灰色。後肢の色彩は暗灰色。メスは全身が褐色の羽毛で被われ、淡褐色の斑紋が入る。喉は白い羽毛で被われる。冠羽がない。また肉垂が小型。

生態

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標高3,000-4,000mにあるシャクナゲからなる森林などに生息する。冬季になると標高2,000m周辺まで移動する。

食性は雑食で、植物の根、果実種子昆虫を食べる。

繁殖形態は卵生。5月に1回に5回の卵を産むと考えられている。

人間との関係

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羽毛が装飾品として利用される事もある。

羽毛目的や食用の乱獲などにより生息数は減少している。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、171-172頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、101-102、176頁。

外部リンク

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