アラン・ガルシア (競馬)
アラン・ガルシア | |
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基本情報 | |
国籍 | ペルー |
出身地 | リマ |
生年月日 | 1985年10月2日(39歳) |
騎手情報 | |
初免許年 | 2002年 |
アラン・ガルシア(Alan Garcia、1985年10月2日[1] - )は、ペルーのリマ出身の騎手[2]。
来歴
[編集]祖父・父ともペルーの騎手という家系に生まれる[2]。幼少期はサッカー選手になることを夢見ていたが、自身の体格の小ささもあり、やがて騎手を志すようになる[3]。2002年-2003年シーズンにペルーで騎手としてデビューし、見習騎手リーディングを獲得[2]。2003年夏には友人であるアルフレド・クレメンテ騎手の勧めでアメリカ合衆国に渡り、ニュージャージー州のメドウランズ競馬場で騎乗を始めた[4]。
2007年9月29日、ラフドゥード(Lahudood)でフラワーボウルインビテーショナルステークスを勝ち、G1初制覇[5]。10月27日にはラフドゥードでブリーダーズカップ・フィリー&メアターフも制し、ブリーダーズカップ初騎乗にして勝利を掴んだ[6]。
2008年6月7日、ベルモントステークスで最低人気のダタラ(Da' Tara)に騎乗。アメリカクラシック三冠の懸かったビッグブラウン(Big Brown)が失速する中で逃げ切り勝ちを収め[6]、同三冠競走初制覇を果たした。
同年12月、日本の第22回ワールドスーパージョッキーズシリーズはアメリカ代表として当初、エドガー・プラード(ペルー出身)ともう1騎手が出場予定だったが、その騎手が出場不可となり、プラードの推薦も受けたガルシアが初出場・初来日することとなる[3]。12月6日、阪神競馬第8競走をグッドフロマージュで勝ち日本での初勝利を挙げると[7]、シリーズの対象競走で第12競走のゴールデンスパートロフィーもクリーンで勝利した。この際、クリーンの馬体重は602kgで当時のJRA史上最高体重優勝記録となり、「米国でもこんな大きな馬には乗ったことがない」とコメントした[8]。シリーズでの総合成績は11位だった[3]。
2010年3月20日、ガルフストリームパーク競馬場の第2競走をセントエリギウス(Saint Eligius)で勝ち、通算1000勝を達成[9]。
2015年からはカナダのウッドバイン競馬場に拠点を置く。この年は同地で93勝をあげ、リーディング4位という好成績を収めたが、年々成績は低下。2020年には同地を去り、アメリカ・フロリダ州の自宅へ戻った[10]。
主なG1勝ち鞍
[編集]- アメリカ合衆国
- アーリントンミリオンステークス(2013年Real Solution)
- キングスビショップステークス(2008年Visionaire、2012年Willy Beamin)
- コーチングクラブアメリカンオークス(2009年Funny Moon)
- ジョーハーシュ・ターフクラシック招待(2008年Grand Couturier)
- スピンスターステークス(2010年Acoma)
- ソードダンサーインビテーショナルステークス(2008年Grand Couturier)
- ドンハンデキャップ(2009年Albertus Maximus)
- フォアゴーステークス(2012年Emcee)
- フラワーボウルインビテーショナルステークス(2007年Lahudood、2008年Dynaforce)
- ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(2007年Lahudood)
- ブルーグラスステークス(2010年Stately Victor)
- ベルモントステークス(2008年Da' Tara)
- ホープフルステークス(2008年Vineyard Haven)
- メトロポリタンハンデキャップ(2008年Divine Park、2009年Bribon)
- ラフィアンインビテーショナルハンデキャップ(2009年Swift Temper)
年度別成績表
[編集]北米
[編集]年 | 騎乗数 | 勝利 | 勝率 | 獲得賞金 | ||
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勝数 | 順位 | 金額 | 順位 | |||
2003年 | 209 | 27勝 | - | 13% | 55万1279 | - |
2004年 | 651 | 66勝 | - | 10% | 219万8478 | - |
2005年 | 823 | 79勝 | - | 10% | 291万9343 | 93位 |
2006年 | 1108 | 155勝 | 60位 | 14% | 527万703 | 42位 |
2007年 | 1439 | 235勝 | 16位 | 16% | 1180万6322 | 13位 |
2008年 | 1282 | 232勝 | 15位 | 18% | 1448万7938 | 7位 |
2009年 | 1049 | 183勝 | 43位 | 17% | 1128万481 | 10位 |
2010年 | 836 | 148勝 | 63位 | 18% | 864万4773 | 16位 |
2011年 | 692 | 104勝 | - | 15% | 591万3470 | 31位 |
2012年 | 588 | 96勝 | - | 16% | 692万3393 | 27位 |
2013年 | 544 | 81勝 | - | 15% | 506万3655 | 37位 |
2014年 | 324 | 42勝 | - | 13% | 311万2702 | 87位 |
2015年 | 496 | 94勝 | - | 19% | 457万5109 | 50位 |
2016年 | 479 | 74勝 | - | 15% | 315万9375 | 83位 |
2017年 | 395 | 48勝 | - | 12% | 174万4006 | - |
2018年 | 321 | 34勝 | - | 11% | 155万9287 | - |
2019年 | 250 | 27勝 | - | 11% | 120万3015 | - |
2020年 | 81 | 9勝 | - | 11% | 20万7592 | - |
通算 | 11567 | 1734勝 | - | 15% | 9062万921 | - |
EQUIBASEのデータベース[11]に基づく。獲得賞金の単位はアメリカ合衆国ドル。
出典
[編集]- ^ A.ガルシアの近走成績 | 騎手データ - netkeiba.com 2023-09-08閲覧
- ^ a b c Jockey Alan Garcia Heading To Oaklawn Park; Donnie Richardson To Handle Book - Horse Racing News | Paulick Report 2023-09-08閲覧
- ^ a b c E.プラード&A.ガルシア/日出ずる国の競馬譚 - UMA-JIN 2023-09-08閲覧
- ^ Garcia not missing a beat this winter - DRF 2023-09-08閲覧
- ^ a b Alan Garcia | Statistical Summary | Racing Post 2023-09-08閲覧
- ^ a b 【ベルモントS】(米・ベルモント)~ビッグブラウン大敗、伏兵ダタラ逃げ切る|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI 2023-09-08閲覧
- ^ アメリカのガルシア騎手、JRA初勝利 | 競馬ニュース - netkeiba.com 2023-09-08閲覧
- ^ 602キロ以上?超巨漢馬クリーン― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル 2023-09-08閲覧
- ^ Jockey Alan Garcia Records 1,000th Victory - BloodHorse 2023-09-08閲覧
- ^ Peruvian jockey Alan Garcia leaves Woodbine after 5 seasons | Toronto Sun 2023-09-08閲覧
- ^ Jockey Profile | Alan Garcia | Equibase is Your Official Source for Thoroughbred Racing Information 2023-09-09閲覧