Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/黒い島のひみつ 20231130

黒い島のひみつノート / 履歴 / ログ / リンク元[編集]

選考終了日時:2023年12月14日 (木) 05:47 (UTC)

  • (推薦)タンタンの冒険シリーズのいち作品についての記事で、英語版GAからの翻訳で、あらすじ、経緯、評価が丁寧に記述されており、良質な記事の目安を満たすものと思いますので推薦いたします。--Gurenge会話2023年11月30日 (木) 05:47 (UTC)[返信]
  • 賛成 :依頼者票。--Gurenge会話2023年11月30日 (木) 05:47 (UTC)[返信]
  • コメント 全体的に非常によく書かれていると思いますが、4点気になる部分があります。良質な記事として問題があると思われるのは1点目のみです。
    • §歴史のサブセクションの§その後の出版歴について2段落目に日本語版についての記述がありますが、付けられた出典は福音館書店の書籍紹介ページのみであるため、主婦の友社から出された阪田寛夫訳のバージョンについては全く触れられておらず、この部分の記述が出典なく書かれている状態になっています。また、「シリーズ全24作を全訳」「カラー版(1966年版)を底本に」「順番が原作と異なっており」「本作がシリーズの第1作目」などの川口恵子訳のバージョンについての記事中の記述についても、提示された出典にそれらのことが直接確認できる情報はありませんでした。また、川口恵子訳について記事の導入部で書かれている「日本語版として広く流通している」といったような記述に関しても、中々そういったことに言及している情報源というのは難しいとは思いますが、書くのであればやはり対応する情報源の提示が必要であると思います。なお出典のページタイトルがファラオの葉巻になっていたのと、出版年が1998年になっていたのとは出典から確認できる明らかなtypoであると考えこちらで修正しています。
    • §あらすじについて、他の文学作品関係の良質な記事を見ますと作品そのものを情報源としたあらすじの記述には出典を付けていないことも多いですが、あらすじの情報源が作品自身であっても作品自身のどのページ範囲から纏めた記述なのかを出典明記していたり、第三者の書評や解説等を出典にあらすじが書かれているケースも同様に多く見られました。本記事の英語版記事では作品そのものを出典にあらすじの内容が作品中のどのページの範囲の内容かを記載していますし、可能であれば同様の対応がいいのではないかと思いました。§参考文献には個別参照はされていないものの英訳版のThe Black Islandがリストされていますね。
    • §翻案の3段落目について、出典として提示されているウェブサイトのトップページを見ますと[1]Tintinologist.org is the oldest and largest English-language Tintin fan-site on the Internet.と書かれており、自らをファンサイトだと言っているこのサイトが適切な情報源とみなせるか疑問に思いました。
    • Sfnのテンプレートによる出典へのページ内リンクについて、§脚注のページ内リンク(Peeters 1989など)をクリックしても§参考文献の対応する文献に移動できずページ内リンクが機能していません。私は普段の執筆でこのテンプレートを使わないためどこに問題があるのか分かりませんが、英語版では問題なくページ内リンクが生きていますので英語版と日本語版でテンプレートの仕様が異なっていてそのままコピペで持ってきても機能しないという状態のようです。良質な記事の基準に照らして問題があるという事ではありませんが、脚注から参考文献へのページ内リンクは機能している方がより良いと思います。また、§参考文献の文献の著者が所々赤リンクになっていますが、日本語版ウィキペディアにおいて内部リンクされている原文表記の記事名で記事が作られることは無いと思われますので、適切な表記に内部リンク先を修正したほうがいいと思います。
  • 1点目の日本語版の出版に関する記述に対応する情報源が適切に示されていない所が改善されれば賛成票にします。ご確認よろしくおねがいします。--重陽会話2023年12月3日 (日) 10:39 (UTC)[返信]
報告 重陽さんによる4点のご指摘のうち、1点目と4点目を私の方で修正しておきました。--Deer hunter会話2023年12月5日 (火) 11:03 (UTC)[返信]
  • コメント 基本的にGAになりうる記事だと思いますが、いくつか気になる点があるのでコメントに留めます。
  • 翻訳元の英語版にない情報が追加された箇所(以下の強調部分)があります。出典として挙げられている書籍から引いて加筆したのなら問題ありませんが、そうでないなら別の出典をつける必要があります。
エルジェは一時は辞職も考えたが、昇給とイラストレーターへの専業という好条件で引き留められ
ミュラーは本来、次作『オトカル王の杖』で登場させる予定であった
この旅行中に購入したステンレス製のジロット社のGペン「Inqueduct G-2」(日本で言うGペンに分類されるもの?)
本作はこの企画の最初の作品の1つであり
  • 「カラー化(1943年)と再リメイク版(1966年)」の節は英語版から文章が再構成されていますが、文を並び替えるときに出典が欠落したり、出典をつける位置がずれたりしています。おそらく単なるミスだと思うのですが。--Deer hunter会話2023年12月5日 (火) 11:01 (UTC)[返信]
  • 賛成 :選考期間の終わりも近いので、気になる部分は自分で手を入れてしまいました(差分)。主筆者のEULEさんの考えに沿わない部分があれば、後ほど修正するかノートで問題提起していただければと思います。反対する理由はなくなったので賛成票とします。--Deer hunter会話2023年12月12日 (火) 10:09 (UTC)[返信]
返信 (User:重陽さん、User:Deer hunterさん宛) 重陽さんご指摘の3点目について出典をBBCのものに置き換えしました。Deer hunterさんご指摘の1点目については当方では修正が困難なので、主筆者のUser:EULEさんに声かけしてみます。--Gurenge会話2023年12月5日 (火) 12:57 (UTC)[返信]
  • Deer hunterさん、Gurengeさん、ご対応いただきましてありがとうございます。改善されていることを確認しました。先のコメントで1つ目の指摘点が修正されれば賛成にすると言いましたが、Deer hunterさんがご指摘の部分につきましても気になりますので、すみませんが一旦保留にさせていただきます。--重陽会話2023年12月9日 (土) 07:26 (UTC)[返信]
  • 賛成 Deer hunterさんのご対応で良質な記事の基準に対する問題点は無くなったと思いますので、賛成票とさせていただきます。ありがとうございました。--重陽会話2023年12月12日 (火) 21:46 (UTC)[返信]
  • コメント 元版の主執筆者です。指摘や修正ありがとうございました。既に修正されてしまってはいますが、挙げられた点等について説明責任としてコメントを残しておきます。
    • 「イラストレーターへの専業」→これは元々『ファラオの葉巻』にあったのものを巻き込んだものです。本来エルジェは編集長を兼ねていましたが、この件で事務作業が免除されています。
    • 「ミュラーは本来(省略)」→誤読に基づく誤訳です
    • 「Gペン」→無理な意訳だと言われればそれまでなのですが、まず、こでいうペンは「つけペン」です。GペンのGとは鉛筆のHやBみたいな型に由来した名称であり、普通なら「G-2」とは型を指してます。なので日本語で言うところのGペンである確度は高いと思うのですが、とはいえ呼称自体が日本特有のものもあって明確な根拠もないのが正直なところです。ただ、ただの「ペン」ではなく「つけペン」とはすべきかなと思います。
    • 「最初の作品の1つ」→これは『かけた耳』と合わせて言った文言になっています。黒い島の方では言及がなかったのを見落としていました。
    • あらすじの逐次出典について→現状のものを積極的に除去するつもりはまったくありませんが、私は必要ないという立場を明言しておきます。今回、英語版では逐次出典がなされていた理由については、本作(というか本シリーズ)では版元がいくつかあることを踏まえた処置ではないかと推測します。
  • あと余談ですが、私としては作品単独というよりはシリーズ全体をまず最低限の質で立項することを目的としています。そこでシリーズ記事として構成やフォーマットなどもなるべく合わせようとしておりますが、これが結果として上記の一部のミスの原因にもなっているかなと考えております。今は約半分が終わり、残り分も気長に立項していくと思いますが、そういう設計思想が背景にあることはお伝えしておきます。--EULE会話2023年12月14日 (木) 10:57 (UTC)[返信]
  • コメント もう選考も終了しているため蛇足ではありますが、またEULEさんの執筆方針に異論を申し上げるつもりもないのですが、いちおう回答として私の考えを述べておきます。
  • 「イラストレーターへの専業」と「最初の作品の1つ」については、出典を直接確認せずにen:Cigars of the Pharaohen:The Broken Earの記述を移入したということですね。そういうことなら、Wikipedia:ウィキペディア内でのコピーに従って帰属表示が必要だと思います。「金のはさみのカニ」の履歴でGurengeさんが行っているようなことです。
  • Gペンについては、私がググった限りでは「名称の由来は諸説あり」でした。また漫画に使われるつけペンにはGペン以外にも何種類かありますね。そんな中で「型番にGがついていたからGペン」と判断するのは根拠薄弱に思えます。またWeb上でみつけた当時のGillott社の広告を見ると、Inqueductシリーズはインクを溜めるreservoirを備えているようです(構造の詳細は不明)。ですからつけペンとは断言できず、むしろ万年筆に近いものかもしれません。
  • 老婆心ながら付け加えると、今回私が見た黒い島のひみつ金のはさみのカニには、英語版をそのまま翻訳するのではなく文意を変更しているにもかかわらず、よく調べると英語版の方が正しかった(と思われる)ケースがいくつか見られました。元記事の出典を確認して英語版が間違っていると確信したのでなければ、文意の変更はもう少し慎重に行うべきなのではないかと思います。
  • それはともかく、漫画の分野で重要なタンタンシリーズの記事をEULEさんが立項して下さっていることについては感謝しかありません。これからも執筆を続けて下さることを願っております。--Deer hunter会話2023年12月14日 (木) 16:35 (UTC)[返信]

選考終了時点で、賛成4票、反対0票より、通過。--Family27390会話2023年12月14日 (木) 11:17 (UTC)[返信]