Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/カール・マルクス 20130711
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選考終了日時:2013年7月25日 (木) 04:50 (UTC)
- (自動推薦)2013年6月の月間強化記事賞受賞記事。--Pastern(会話) 2013年7月11日 (木) 04:50 (UTC)
- 反対 一読しましたが、量的に拡大はしたものの質的にも拡大したと言えるか、疑問を感じました。
- 「評価」節。ここでの「評価」とは何に対しての評価でしょうか。人物に対しての評価であるべきでしょうが、この節の結語は人物評とはずれています(「マルクスの理論は…「科学ではなく詭弁」と結論する)。
- 「評価」節。文献選択の妥当性が担保されているのか疑問が残ります。同時代人、それも袂を分かった人物による評ただ一本を事実上根拠としてもって評価の結語ともいうべき「科学ではなく詭弁」を導いていますが、なぜそれでいいのでしょうか。それしか評価が無いのでしょうか。そもそも、何故この人物ただ一人の評に依存するのかもよく分かりません。他にも評伝はあるでしょうに、なぜ他の評伝が参照されていないのでしょうか。WP:NPOVに照らして疑問が大きく残ります。
- おなじく「評価」節について。ミーケルの著作からの「引用」の羅列で節の大半が占められています。スタイル的な適切性の上で疑問がのこります。単一の著作に依存した結果、いわゆる「自分の言葉」でまとめる、ということが出来なくなった結果なのでしょう。そうしたことがウィキペディアの記事として求められているものと合致しているのでしょうか。
- 議論のあるところでしょうが、脚注過多です。議論のある論点ならばさておき、特に事実について争いもない(「xx年にどこそこに引っ越した」のような)伝記的事績について5点も6点も脚注をつけても別に品質の向上に寄与しません。どこかに書いてあったことだと思いますが、そうしたことをするなら、適切な総説一本を提示する方が適切でしょう。
- さらに読み込めば他にも問題が出てくるかもしれませんが、現時点でもさしあたりこれらを問題と見ます。特に評価は問題が大きいと感じます。伝記的評価は(極論すれば)書簡一本の発見で大きく覆る、などということが平気でおこります。1950年代に訳された(ということは原著はもっと前に刊行されている)書籍から2013年まで一歩も伝記的研究に進歩も変化もないということは到底信じられません。
- この記事は百科事典にあるべき記事の一つです。そこらへんで適当に見つかった文献を適当につなぎ合わせてつくった、と見受けられても仕方がないような、適切な文献サーベイを欠いたまま量的に膨張させたとしても、意義に疑問が残ります。人物評で結ぶべきところを人物評ではないもので結んでいるところまで含め、書き手が情報源を消化できていない生煮えな記事との感を否めません。百科事典にあるべき人物記事のひとつであるだけに、評価は厳しくなるものとお考えいただきたいと思います。--ikedat76(会話) 2013年7月13日 (土) 23:41 (UTC)
- 主要執筆者です。Ikedat76さんにはエルンスト・カルテンブルンナーの選考の時にコメントをいただき、おかげで私は出典の付け方や書き方を現在の形に直すことができましたが、今回も耳の痛い、しかしためになるご指摘ありがとうございます。「評価」の適当さは我ながら感じておるところです。申し訳ございません。そこら辺を中心に整理・補強していきたいと思います(ちょっとマルクス伝記には食傷気味で他の記事で気分転換したい気分なので、時間かかるかもしれませんが)。伝記的事績に多数の文献はいらないというのは、なるほどと思いました(どういうわけか伝記的事績が書によって食い違っているケースがしばしばあり、多数の文献を付けたい気になる時もありますが)。このご指摘はこの記事以外の今後の執筆にも役立てたいと思います。今回の選考には落ちるかもしれませんが、Ikedat76さんには是非次回上がった時にも厳しいご批評いただければと思います。よろしくお願いいたします。--Omaemona1982(会話) 2013年7月14日 (日) 02:36 (UTC)
- コメント ikedat76さんの言われることはわかるのですが、それは良質な記事の段階で細かく問うべきことなのか、という感じもします。秀逸な記事でならば当然問わねばならないことなのでしょうが、良質の段階ではハードルを高くし過ぎのように感じられます。一方で、なおも編集が活発に続けられていて、ソースを見ると疑問点のコメント付きでコメントアウトされている記述があるなど、内容の修正の点でまだやることが残っているのかな、という感もあります。--Tam0031(会話) 2013年7月21日 (日) 15:23 (UTC)
選考終了時点で反対票1票のため、今回は見送りとなります。--Haifun999(会話) 2013年7月25日 (木) 23:44 (UTC)